裁判記録
○ミロク祭の準備
○ミロク大祭
○ミロク三会
○林檎、大根、芋
○参列者への挨拶
○ミロク菩薩として下生の意味 |
原文はカタカナ書き。カタカナはひらがなに改めた。
また、読点を適宜句読点に改め、なるべく短い段落となるように改行した。内容のまとまりごとに標題を付加した。
歴史 ミロク祭の準備
問 それから、三月二日の夜綾部町の、右綾部町(の本宮(の教主(殿に右十七名を招きまたしか。
答 それを私ははつきり覚えないのです、二日の日はまだ綾部(に居(つたやうに思ふのですから、それがはつきりせないから……
傍(の者が知つて居(るか知りませぬが。
問 併(し、日記に依(ると、「伊佐男を連れて帰つた」と書いてあるよ。
答 さうですか。そんならさうでせう。
長いことやから判りまへぬのや。
問 それは忘れるのも無理(もないね。
ちよつと書いてあつたよ。
答 なんでも、其(のニ日の日の暮れ頃に帰つて、岩田さんの所に病人(を見舞(ひに行つたのを思ひ出しました。
問 伊佐男を連れて帰つたか。
答 帰つたでせう。覚えて居(りませぬ。
其処(に書いてある通りです。
問 間違(ふたことを言ふても困るが……。
答 いや、間違(ふたことは言はぬ積りであります。
問 いや/\こつちで、日記を見ると、之(