P | 編/章 | 分類 | 詳細 | 備考 |
17 | 第1章 カリスマの原像 はじめに 三島由紀夫『英霊の声』 | 皇道|皇道思想 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
19 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における鎮魂帰神法 | 神観|鎮魂帰神 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
22 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における鎮魂帰神法 | 神観|神懸と神憑 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1919/08/01 随筆 |
本田、長沢との鎮魂帰神の違い |
26 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1929/05 蕁麻疹の薬 |
民間療法 |
27 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/00 病気と薬 |
民間療法 |
28 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 人生|治病法 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
29 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 物語|物語 | 詳細 | 原文 霊界物語 47巻0編1章 序文 |
予知と警告 |
35 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 社会|軍備拡張 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1930/01 軍縮問題 |
軍縮条約について |
37 | 第1章 カリスマの原像 王仁三郎における予言 | 社会|軍備拡張 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1929/08 細矛千足の国 |
乱世においては戦争によって世界に「武威」を示した後で、真に「平和と幸福」のミロクの世が来ると考えていたようである。この考え方は、北一輝と同様の戦争神聖視である。 |
40 | 第1章 カリスマの原像 信の確心 | 神観|大本神観 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/09/08 道の栞第一巻下(二) |
人は天地経綸の主宰者 |
41 | 第1章 カリスマの原像 信の確心 | 人生|信仰の力 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1929/05 神と倶にある人 |
王仁三郎の日本=原理主義革命の究極のイメージ。この文章は王仁三郎の述作中もっとも美しい文章の一つである。こういう文章を読むと王仁三郎というのは、宗教者というよりも美の創造者ではないか、という印象がわきおこる。 |
46 | 第1章 カリスマの原像 信の確心 | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1916/12/02 神諭 大正05年旧11月08日 今の世 |
なおの文章の例。武張って、激しい口調で、人間の過ち、悪行、外道におちていることを咎めている。 |
47 | 第1章 カリスマの原像 信の確心 | 皇道|日本魂 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1928/08 惟神の心性 |
王仁三郎は天変地異あるいは世界の終りといった終末感を脅しに使ってひとを改心させようとしていない。「大震大火」また「天変地妖」も「平等的」である。「総てが花をうつ風雨」であり、それらを自然として受け入れよ、それが「惟神の大道」であると説いている。王仁三郎は「井戸水・ろうそく」を盲目的に賛美しているわけではなく、「大自然の強力」に立脚したそれらの「底力」を知らないといけない、とはいっている。近代の象徴の建物も、それが「天地惟神の法」に従っていないなら弱いものだ、といいたいのである。 |
57 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1892/01/01 神諭 明治25年旧01月01日 |
なおの帰神説明。艮の金神による農本的復古主義の「神の国」の構想が明瞭にあらわれている。 |
59 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|出口ナオ | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
67 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1897/07/24 神諭 明治30年旧06月25日 |
王仁三郎が訪ねた頃のなおの状況 |
67 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1897/07/20 神諭 明治30年旧06月19日 |
王仁三郎が訪ねた頃のなおの状況 |
68 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/10/10 神諭 明治31年旧08月27日 |
足立を出す |
71 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/11/13 神諭 明治31年旧09月30日 |
王仁三郎は真正の御方 |
72 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/11/07 神諭 明治31年旧09月24日 |
天と地の役割 |
73 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/06/23 神諭 明治31年旧05月05日 |
変性女子と変性男子の守護 |
73 | 第2章 プリーストの出現 出口なおの神懸り | 神観|大本神観 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/06/10 道の栞第一巻上(一) |
王仁三郎は審神者である |
76 | 第2章 プリーストの出現 出口王仁三郎の誕生 | 神霊|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1921/02/01 故郷乃二十八年 |
祖父の遺言 |
78 | 第2章 プリーストの出現 出口王仁三郎の誕生 | 神霊|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1921/02/01 故郷乃二十八年 |
円山応挙 |
85 | 第2章 プリーストの出現 出口王仁三郎の誕生 | 人生|生きがい | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1933/12 老人を友達に |
老人の友 |
85 | 第2章 プリーストの出現 出口王仁三郎の誕生 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1927/04 西南戦争と私 |
幼少の頃新聞を老人に読んで聞かせた |
87 | 第2章 プリーストの出現 出口王仁三郎の誕生 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1933/09 最初の信者 |
最初の信者も30歳ちかくも年上の人だった |
90 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 歴史|明治30代前 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1917/10/01 教主の熱誠 |
福島ひさの頼み |
91 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1899/07/10 神諭 明治32年旧06月03日 |
大本教の名前の由来 |
94 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1899/12/27 神諭 明治32年旧11月25日 |
王仁三郎の智恵や学問に対する批判 |
95 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1900/03/22 神諭 明治33年旧02月22日 |
警察の介入を避けようとする王仁三郎と、なおとの対立 |
97 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞第一 天帝は |
中70 老荘思想の用語が多く使われている |
98 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞 第二の巻下 むかし |
13 古事記あるいは古神道の影響 |
98 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞 第二の巻下 天照大 |
第二巻 御霊のことわけ神道と仏教を二重写しにする強引な解釈天照大神は仏者のいわゆる変性男子 |
99 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|大本神観 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/07/08 道の栞第二巻上(二) |
引用は旧バージョン52 56 キリスト教を使った。神道の高天原とキリスト教の天国を同じものに見立てる56は旧みちのしおり |
100 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|大本神観 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/11/08 道の栞第二巻中(二) |
引用は旧バージョン79=(80)少し違う 万教同根は、王仁三郎の個人的な大衆救済(経世済民)の思想に発するものであった |
100 | 第2章 プリーストの出現 修行型のシャーマンから「大本教」の創造へ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞第一 |
14 18 19 20 王仁三郎の独創的な思想 |
104 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/06/23 神諭 明治31年旧05月05日 |
なおの過激なパトリオティシズムには、艮の金神の神の国の現実と現実の日本帝国とが混同されているために、外国を獣類の国と捉えるような排外主義的ナショナリズムにちかい思想傾向がないとはいえなかった。 |
107 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞第一 神道家 |
下51 排外主義的な日本神国論者への批判 |
108 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 神観|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904/05 道の栞第三 世界の |
上60 王仁三郎の日本魂は近代的なナショナリズムとは違う |
109 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞第一 国と国 |
下58 59 「日本」を文明の究極として掲げる日本魂は、ここでは「平和、文明、自由、独立、人権を破る者に向って飽くまでも戦う」いわば、日本=原理主義的な革命情熱の意味である。いずれにせよ、その「原理」としての日本と、現実に軍備をそなえ、外国の領土を奪わんとする侵略主義の「日本帝国」とが決定的に対立することを王仁三郎は知っている。 |
112 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 社会|戦争と平和 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
112 | 第3章 大衆の中へ 「神の国」というパトリ | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞第一 世界中 |
下84 86 王仁三郎は兵や武器が本来的には我欲やナショナルな自己愛を追求するための手段であることを知っている。 |
116 | 第3章 大衆の中へ 歴史の読み換え | 神観|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904 道の栞 第二の巻下 |
スサノオの冤罪を読み替える |
116 | 第3章 大衆の中へ 歴史の読み換え | 神観|大本神観 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1925/11/08 道の栞第二巻中(二) |
旧バージョンを参照(ほぼ同じ)スサノオの冤罪をはらし、かれに地上での誠の救い主の役割を与える |
125 | 第3章 大衆の中へ 歴史の読み換え | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1902/08/19 神諭 明治35年旧07月16日 |
なおに憑いた神は天照大御神 |
127 | 第3章 大衆の中へ 皇道大本の意味 | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1904/08/22 神諭 明治37年旧07月12日 |
立替へ明治55年 |
127 | 第3章 大衆の中へ 皇道大本の意味 | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1908/11/08 神諭 明治41年旧10月15日 |
変性男子の守護 |
129 | 第3章 大衆の中へ 皇道大本の意味 | 皇道|国体観念 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1910/12/10 皇道研究の趣意 |
現世は、皇国の基礎がゆらいでいるから一大乱世である。 |
131 | 第3章 大衆の中へ 皇道大本の意味 | 歴史|皇道大本 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1917/01/01 大日本修斎会創立要旨 |
142 | 第3章 大衆の中へ 大正維新論をめぐって | 神霊|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1917/06/01 皇道大本概説 |
大本教の大正維新論を世に喧伝したのは浅野和三郎である。 |
143 | 第3章 大衆の中へ 大正維新論をめぐって | 大本|野和三郎 大正維新 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1919/12/25 大正維新の真相 |
浅野の従事する活動はそれまで王仁三郎が荷っていたものと抵触するのではないか。 |
146 | 第3章 大衆の中へ 大正維新論をめぐって | 歴史|一次事件 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 0 聴取書 |
皇道大本とは如何という問いへの答え王仁三郎は大改造の主体はもちろん天皇だというふうに答えるが、そこにやはり不明快さが残る。天皇ではなく大本の神が立替え立直しの主体であり、それによって天皇の八紘一宇が実現するのではなく、大本それじたいの神の国が到来するのではないかという解釈の余地を残す。 |
147 | 第3章 大衆の中へ 大正維新論をめぐって | 大本|神諭と筆先 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1898/11/30 神諭 明治31年旧10月17日 |
なおの農本主義からの天皇批判 |
150 | 第3章 大衆の中へ 大正維新論をめぐって | 歴史|大正維新 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 0 高芝羆文書 |
大島豊の発言大本が官憲によって今後一層の圧制を蒙ることとなれば、その責任の大半は浅野先生一派が負わなければならない。大先生(王仁三郎)の申さるることを単純に伺って居ると、とんでもない引っかけ戻しを喰うことがあります。大先生は場合場合によって全てご自分の平素信じておられることと正反対なことを平気で云はるる場合があるから、余程注意して伺はねばならぬ。 |
157 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 物語|物語 | 詳細 | 原文 霊界物語 01巻0編3章 発端 |
開巻劈頭には、この物語の主旨が述べられている。 |
159 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1932/10 「ム」大陸は黄泉島 |
ムー大陸を使って、黄泉島物語を実証しようとしている |
161 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1933/05 ナヒモフ号の金塊 |
王仁三郎は幾多の情報をもとに見てきたような嘘を想像力ゆたかに描いてみせる能力をもっていた。物語のリアリティは迫真にせまっている。 |
163 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 神観|霊界物語 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
164 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 宗教|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1920/09/21 公認教と非公認教に就て |
既成宗教は文部省宗教局の管轄下に置かれて、「宗教家は政治に関与すべからず」などという条件をのまされているが、大本教はそんな公認教にはならぬ。宗教家は法律によって神を信じるのではない。 |
166 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 神霊|その他 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1921/02/01 回顧録 |
霊界物語の序ともいえる。これが第一次事件の直前に発表されていることは、大正維新論真っ只中に王仁三郎は物語の構想を持ったということ。 |
168 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 社会|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1917/03/01 大正維新に就て |
大本の最大目的は世界大家族制度の実施実行であるとしている。この世界大家族制度はここでは、天皇制イデオロギーの拡大・膨張としての八紘一宇につながっていた。しかし、この思想は他方では戦後民主主義に立脚した世界連邦運動につながる思想である。 |
169 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 社会|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1924/01 宗教不要の理想へ |
王仁三郎は、惟神の道が「固すぎて孤立すること」つまり国粋主義や排外主義に陥ってしまい、その結果、日本が世界から孤立してしまうような事態を憂えている。王仁三郎の発言には何らファナティックな民族主義はない。きわめてインタナショナルな理想家という印象である。 |
177 | 第4章 もう一つの天皇制 霊界物語の意味 | 物語|物語 | 詳細 | 原文 霊界物語 NM巻1編6章 出征の辞 |
入蒙時の演説 ここでは王仁三郎のいくつかの面をみてとれる |
183 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 和歌|和歌の心 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1930/05 和歌について |
王仁三郎にとっての和歌は、自己表現の器としての近代短歌ではなく、「やまとうた」であって、私の表出ではない。 |
184 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 神国|その他 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1928/03 名歌、名文章 |
王仁三郎にとって唄の巧拙の基準は、そこにどれだけ私の感情や思想が表出されているからではなく、読者がどれだけ感情移入できるかである。 |
187 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 和歌|和歌実作 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 歌集 明光(抄) |
昭和神聖会の創設かりごもの乱れたる世を正さむと神聖会を吾開きたり皇神のみたてと四方をかけめぐり神聖会を創立なしたり非常時の日本を負ひて立上がり吾は東の都に獅子吼す神聖会国の彼方此方に創立し非常時日本の警鐘たらむとす農民の窮状直ちに救はずば日本は由由しき大事とならむ |
192 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 歴史|和神聖会 天皇機関 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1935/04 皇国日本は天立君主立憲国なり |
祭政一致という神聖皇道国家の原理がそのままで体制批判となっている。 |
194 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 歴史|和歌実作 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1935/06 反国体学説を撃滅せむ |
日本主義、尊王思想、機関説排撃 |
196 | 第4章 もう一つの天皇制 昭和神聖会のパラドックス | 歴史|昭和神聖会 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1935/01 随筆 |
排外的ナショナリズムに同一化。議会政治の否定。会員達に団結する(ファッショとなる)ことを要求。昭和維新を唱導していた同時代人に対する批評。 |
199 | 第4章 もう一つの天皇制 第二次弾圧 | 歴史|北一輝 | 詳細 | 参照なし 原典または作者の意見 |
P.199,201,205 |
212 | 第4章 もう一つの天皇制 第二次弾圧 | 和歌|歌実作 二次事 | 詳細 | 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1942/09 獄中回想歌 |
昭和なる十年師走八日醜の黒犬わが館襲へり寝こみをば叩き起こされしとやかに我は煙草をくゆらしにけりあわてるな騒ぐな天下の王仁さんと犬を待たせて煙草くゆらす |
220 | 結び 日本=原理主義革命のゆくえ | 人生|おんな | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1929/04 女の世界 |
王仁三郎の女性讃美は、同時に自然賛美である、また瑞の御霊つまり変性女子の自己肯定ともなっている。 |
231 | 結び 日本=原理主義革命のゆくえ | 歴史|吉岡発言 | 詳細 | 原文 出口王仁三郎──屹立するカリスマ 1945/12/30 吉岡発言 |
王仁三郎は弾圧が国家神道そして天皇制絶対主義の間違いによって引き起こされたと考えている。これが、戦後の平和と民主主義を全面謳歌しているように見えるのは、戦後の「平和と民主主義」のイデオロギーの状況下に還元してしまって読むからで、王仁三郎が「軍備撤廃」によって「世界の平和」が実現されつつある、といっているのは、いま「神の国」が近づきつつあるとういう意味なのだ。 |