第5編 狭依彦が考える霊界の構造


これまで、3つの論考で霊界の構造を検討してきました。

主神の内流幽の幽から顕の顕モデル現界・霊界モデル(神界・中有界・幽界)が主なものであったと思います。


幽の幽から顕の顕モデルと現界・霊界モデル

(1)幽の幽から顕の顕モデルの四段階は大きく分けて2つ、幽と顕に分かれる。(下図1 紫 緑)

(2)霊界は幽の幽、顕の幽、幽の顕を含む。現界は顕の顕。

(3)霊界の幽界、中有界、凶党界を取り入れたのが図2。

(4)これらの界はすべて同じところ(空間)に重なっているように存在する。図3

図1

図2

図3


■大宇宙、小宇宙と幽の幽から顕の顕モデル

大宇宙の生成の時間軸で見ると、下図のようになります。

幽の幽の基礎の上に、各小宇宙が乗っている。幽の幽は気体というか基本的な波。物体化するための基礎として、霊素・体素がある。これが幽の顕。各小宇宙は幽の顕をもとに、物体化したものだが、人間を納めるためのもので顕の幽。そして、小宇宙にいる人間が顕の顕。

ただし、王仁三郎はそれぞれの動きは同時進行していると言っているので、すべてのプロセスが同時進行しているものと思われます。

■内流関係

上の図では、流れを説明しただけ。イメージとしては、下図で、幽の幽(主神)から、いくつかのグループの世界を経て、人間につながっている。また、人間を中心としてみると、3つめの図のように人間の中に霊界があることになります。

人間から見た場合と、霊界から見た場合は、入れ子のように表裏一体で、クラインの壷のようにどこがはじめで、どこが終わりか分からない構造になっているのではないでしょうか。


第1版 2005年 9月3日
第1版(校正) 2015年 1月1日


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