天津祝詞と神言


祝詞の解説は霊界物語にあります。「天津祝詞解」と「大祓祝詞解」。

また、出口王仁三郎の録音した祝詞がレコードで残っています。
これは、ものすごく迫力があります。機会があれば一聴をお勧めします。
-> 愛善苑のページで聴けます。


霊界物語60巻 14章 大本祝詞より

天津祝詞(あまつのりと)

高天原に元津御祖皇大神数多の天使を集へて永遠に神留まります。
神漏岐神漏美の御言以ちて
神伊邪那岐尊九天の日向の立花の小戸の阿波岐ケ原に。御禊祓ひ玉ふ時に成り坐せる。
祓戸の大神等
諸々の曲事罪穢を。
祓ひ玉へ清め賜へと申す事の由を
天津神、国津神、八百万の神等共に
天の斑駒の耳振り立てて聞こし食せと
恐み恐みも白す

神言(かみこと)

高天原に神留まり坐す。
元津御祖皇大神の命以ちて。
八百万の神等を神集へに集へ賜ひ神議りに議り玉ひて。
伊都の大神、美都の大神は豊芦原水穂の国を。
安国と平けく知食さむと天降り玉ひき。
如此天降り玉ひし四方の国中に荒振神等をば。
神問はしに問はし玉ひ神掃ひに掃ひ賜ひて、語問ひし磐根樹根立草の片葉をも語止めて。
天之磐座放ち、天之八重雲を伊頭の千別きに千別きて天降り賜いき。
如此天降り玉ひし四方の国中を安国と定め奉りて下津磐根に宮柱太敷立。
高天原に千木多加知りて皇大神の美都の御舎仕へ奉りて。
天の御蔭日の御蔭と隠り坐して。
安国と平けく知ろし食さむ国中に成り出でむ天の益人等が、過ち犯しけむ種々の罪事は。
天つ罪とは。
畔放ち溝埋め樋放ち頻蒔き串差し、生剥ぎ逆剥ぎ屎戸許々多久の罪を。
天津罪と詔別て国津罪とは。
生膚断、死膚断、白人胡久美。
己が母犯せる罪、己が子犯せる罪。
母と子と犯せる罪、子と母と犯せる罪。
畜犯せる罪、昆虫の災い。
高津神の災、高津鳥の災。
畜殪し蠱者せる罪、許許太久の罪出でむ。
此く出でば天つ宮事以て。
天つ金木を本打ち切り末打ち断て。
千座の置座に置足らはして、天津菅曽を本刈絶末刈切りて八針に取裂きて。
天津祝詞の太祝詞事を宣れ、此く宣らば。
天つ神は天の磐門を推し披きて。
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて聞食さむ。
国津神は高山の末短山の末に上り坐して。
高山の伊保理、短山の伊保理を掻き分けて聞食さむ。
此く聞食しては罪と言ふ罪は不在と。
科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く。
朝の御霧夕べの御霧を朝風夕風の吹き掃ふ事の如く。
大津辺に居る大船を舳解き放ち艫解き放ちて大海原に押し放つ事の如く。
彼方の繁木が本を焼鎌の敏鎌以ちて打掃ふ事の如く。
遺る罪は在らじと祓ひ給ひ清め給ふ事を。
高山の末短山の末より佐久那太理に落。
多岐つ速川の瀬に坐す瀬織津比売と言ふ神。
大海原に持出でなむ、如此持出往ば。
荒塩の塩の八百道の八塩道の塩の八百会に坐す速秋津比売と言ふ神。
持可々呑みてむ、此く可々呑みては。
気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神。
根の国底の国に気吹き放ちてむ。
如此気吹き放ちては。
根の国底の国に坐す速佐須良比売と言ふ神。
持ち佐須良比失ひてむ、此く失ひては。
現身の身にも心にも罪と言う罪は不在じと。
祓給へ清玉へと申す事を所聞食せと。
恐み恐みも白す。


神道の祝詞と比較 

神道の祝詞は昭和48年度の『神道聖典』です

天津祝詞(霊界物語60巻14章)

禊祓詞

高天原に元津御祖皇大神数多の天使を集へて永遠に神留まります。
岐神美の御言以ちて
神伊邪那岐尊九天の日向の立花の小戸の阿波岐原に。御禊祓ひふ時に成り坐せる。
祓戸の大神等
諸々の曲事罪穢を。
祓ひへ清め賜へと申す事の由を
天津神、国津神、八百万の神等共に
天の斑駒の耳振り立てて聞こし食せと
恐み恐みも白す
高天原に神留まり坐す

岐神美の以ちて
皇御祖神伊邪那岐命筑紫の日向のの小戸の阿波岐原に、御禊祓ひふ時に 生れ坐せる
祓戸の大神等
諸々の枉事罪穢を
祓ひへ清め賜へと申す事の由を
天津神国津神八百万の神等共に
天の斑駒の耳振り立てて聞こし食せと
恐み恐みも白す

 


区切りは神言にあわせてあります。ページ設定のため、行を開けてあるのは狭依彦

神言(霊界物語60巻14章)

大禊祓詞

高天原に神留まり坐す。
元津御祖皇大神の命以ちて。
八百万の神等を神集へに集へ賜ひ神議りに議り玉ひて。
伊都の大神、美都の大神は豊芦原水穂の国を。
安国と平けく知食さむと天降り玉ひき。

如此天降り玉ひし四方の国中に荒振神等をば。
神問はしに問はし玉ひ神掃ひに掃ひ賜ひて、語問ひし磐根樹根立草の片葉をも語止めて。
天之磐座放ち、天之八重雲を伊頭の千別きに千別きて天降り賜いき。

如此天降り玉ひし四方の国中を安国と定め奉りて下津磐根に宮柱太敷立。
高天原に千木多加知りて皇大神の美都の御舎仕へ奉りて。
天の御蔭日の御蔭と隠り坐して。
安国と平けく知ろし食さむ国中に成り出でむ天の益人等が、過ち犯しけむ種々の罪事は。

天つ罪とは。
畔放ち溝埋め樋放ち頻蒔き串差し、生剥ぎ逆剥ぎ屎戸許々多久の罪を。
天津罪と詔別て国津罪とは。
生膚断、死膚断、白人胡久美。
己が母犯せる罪、己が子犯せる罪。
母と子と犯せる罪、子と母と犯せる罪。
畜犯せる罪、昆虫の災い。
高津神の災、高津鳥の災。
畜殪し蠱者せる罪、許許太久の罪出でむ。

此く出でば天つ宮事以て。
天つ金木を本打ち切り末打ち断て。
千座の置座に置足らはして、天津菅曽を本刈絶末刈切りて八針に取裂きて。
天津祝詞の太祝詞事を宣れ、此く宣らば。

天つ神は天の磐門を推し披きて。
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて聞食さむ。
国津神は高山の末短山の末に上り坐して。
高山の伊保理、短山の伊保理を掻き分けて聞食さむ。

此く聞食しては罪と言ふ罪は不在と。
科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く。
朝の御霧夕べの御霧を朝風夕風の吹き掃ふ事の如く。

大津辺に居る大船を舳解き放ち艫解き放ちて大海原に押し放つ事の如く。
彼方の繁木が本を焼鎌の敏鎌以ちて打掃ふ事の如く。
遺る罪は在らじと祓ひ給ひ清め給ふ事を。

高山の末短山の末より佐久那太理に落。
多岐つ速川の瀬に坐す瀬織津比売と言ふ神。
大海原に持出でなむ、如此持出往ば。

荒塩の塩の八百道の八塩道の塩の八百会に坐す速秋津比売と言ふ神。
持可々呑みてむ、此く可々呑みては。
気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神。
根の国底の国に気吹き放ちてむ。

如此気吹き放ちては。
根の国底の国に坐す速佐須良比売と言ふ神。
持ち佐須良比失ひてむ、此く失ひては。
現身の身にも心にも罪と言う罪は不在じと。
祓給へ清玉へと申す事を所聞食せと。
恐み恐みも白す。

高天原に神留まり坐す
皇親神漏岐神漏美の命以ちて
八百万の神等を 神集へに集へ賜ひ 神議りに議り賜ひて
我が皇御孫命は 豊芦原水穂国を
安国と平けく知ろし食せと 事依さし奉りき

此く依さし奉りし国中に 荒振る神等をば
神問はしに問はし賜ひ 神掃ひに掃ひ賜ひて 語問ひし磐根 樹根立ち 草の片葉をも語止めて
天の磐座放ち 天の八重雲を 伊頭の千別きに千別きて 天降し依さし奉りき

此く依さし奉りし四方の国中と 大倭日高見国を 安国と定め奉りて 下つ磐根に宮柱太敷き立て
高天原に千木高知りて 皇御孫命の瑞の 御殿仕へ奉りて
天の御蔭 日の御蔭と隠り坐して
安国と平けく知ろし食さむ国中に 成り出でむ天の益人等が 過ち犯しけむ種種の罪事は


※注







天つ罪 国つ罪許許太久の罪出でむ

此く出でば 天つ宮事以ちて
天つ金木を本打ち切り 末打ち断ちて
千座の置座に置き足らはして 天つ菅麻を本刈り断ち 末刈り切りて八針に取り辟きて
天つ祝詞の太祝詞事を宣れ此く宣らば

天つ神は天の磐門を押し披きて
天の八重雲を伊頭の千別きに千別きて聞こし食さむ
国つ神は高山の末 短山の末に上り坐して
高山の伊褒理 短山の伊褒理を掻き分けて聞こし食さむ

此く聞こし食してば 罪と云ふ罪は在らじと
科戸の風の天の八重雲を吹き放つ事の如く
朝の御霧 夕の御霧を 朝風夕風の吹き払ふ事の如く

大津辺に居る大船を 舳解き放ち 艫解き放ちて 大海原に押し放つ事の如く
彼方の繁木が本を 焼鎌の敏鎌以ちて 打ち掃ふ事の如く
遺る罪は在らじと 祓へ給ひ清め給ふ事を

高山の末短山の末より 佐久那太理に落ちたぎつ
速川の瀬に坐す 瀬織津比売と云ふ神
大海原に持ち出でなむ此く持ち出で往なば

荒潮の潮の八百道の八潮道の潮の八百会に坐す速開都比売と云ふ神
持ち加加呑みてむ 此く加加呑みてば
気吹戸に坐す気吹戸主と云ふ神 根国 底国に気吹き放ちて

此く気吹き放ちてば
根国底国に坐す速佐須良比売と云ふ神
持ち佐須良ひ失ひてむ
 此く佐須良ひ失ひてば
罪と云ふ罪は在らじと祓へ給ひ清め給ふ事を
天つ神 国つ祇 八百萬神等共に 聞こし食せと白す

※の部分は、神道の宗派によって省略するところと、省略しないところがあるそうです。



第2版 2004/07/11

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