アルタイ山からアーメニヤ


※古い記事ですので、外部リンクが切れているものがありますが、そのままにしてあります。悪しからず・・・

1.物語10巻後半から11巻前半

物語10巻後半から11巻前半では、石凝姥の宣伝使たちが、アルタイ山からアーメニヤに向って旅をする場面が描かれている。


--- 黄金山(出発地)

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--- 天の真名井 -----
--- アシの砂漠 -----
10-32 宇智川 Ulungur He
  -33 宇智川 Ulungur He
  -34 アルタイ山の麓の鉄谷村 Altay
  -35 アルタイ窟 Altay近辺
  -36 アルタイ山 Altay近辺
  -37 アルタイ山から西へ進む  
11-1 クス野ケ原  
  -2 クス野ケ原  
  -3 クス野ケ原  
  -4 クス野ケ原  
  -5 クス野ケ原の新玉原  
  -6 クス野ケ原の新玉原  
  -7 北の森  
  -8 明志の湖(船上) アラル海
  -9 明志の湖(船上)西岸タカオの港 アラル海
  -10 荒野ケ原 黒野ケ原・白地ケ原  
  -11 荒野ケ原  
  -12 荒野ケ原  
  -13 琵琶の湖(船上) カスピ海
  -14 琵琶の湖(船上)→西岸 カスピ海
  -18 琵琶の湖の梅島 松島・竹島 カスピ海 シーンが戻っている
  -19 琵琶の湖(船上) カスピ海
  -20 琵琶の湖(船上)→西岸 カスピ海 たぶんバクー近辺


■宣伝使たちが行ったのは、アルタイ山の中国側(現代の)であるのは、10-37で「アルタイ山を右に見て、西へ西へと進む・・」という文章から分かる。

■問題は、アルタイ山から明志の湖までの道筋である。

 2つの道筋が考えられる

(1)砂漠とかを考慮せず、直進した(下図赤)

(2)シルクロードに沿って行った(下図水色 途中から赤)

 

■クス野ケ原の新玉原に大蛇の住処がある。(1)、(2)のコースによってこの場所が違ってくる。

物語11-1-6 1922/03 霊主体従戌 奇の都
向ふに見えるあの岩石の下には大変な大きな穴があつて、その穴に血腥さい膏の様な水が一杯に漂ひ、竜宮まで通つて居るといふ事です。何時も其穴から太い奴が首を突き出して此荒野を通ふ獅子や、虎や、狼、人間などを呑むのです。此大蛇の為めに結構な原野を耕す者はなく、草の生える儘にしてあるのです。此大蛇を言向和して草野を開き五穀の種子を播き、都をつくつたならば、何れほど世界の者が喜ぶ事か知れますまい。

狭依彦は、これは、地中の国もしくは異次元へのゲートウエイだと考えている。

物語の中でも、何箇所かこのような場所が出てくるが、ここもその一つだ。

奇の都の場所はどこになるのか分からないが、新たに都となったところで、焼畑農業が行われていた所だろう。そんな場所が発見されれば、霊界物語に書かれている世界が実在する証拠となるだろう。


2.アルタイ山

アルタイ山は物語でも重要な場所である。

現在、アルタイ山脈の中心部は、中国、モンゴル、ロシア、カザフスタンの国境地帯となっている。

■アルタイ市と石人

アルタイ市(Altay)(阿勒泰)には切木尓切克石人と石棺墓群がある。「石人」は石で作られた人型で、モンゴル高原や中央アジアの草原地帯にこれらの遺跡が散在しているらしい。時代は、スキタイからモンゴルまであるらしい。

石人は次のような姿をしている。  石人の写真  石人の写真

■石器時代の絵

アルタイ・プロジェクトではアルタイ山のモンゴル側を調査している。このHPによると、アルタイ山地域は、古代の重要な場所であったことを思わせる。

また、アルタイプロジェクトが発表している写真に興味深い古代の絵が写っている。 写真 

動物と狩りをしている人間が描かれていて、それらが大型の動物を追い詰めている。

これは、常識から考えるとマンモスなどの大型獣と考えられるが、ちょっと、ヤマタノオロチのような雰囲気を持っている。

■巨大魚

カナス湖では巨大魚の伝説が残る。NHKの新シルクロードでもアルタイ山を取り上げていた。この時は、巨大魚を追いかけて、水中カメラを持ち込んでいた。

宇宙から見るカナス湖

モンゴルの旅の中間に、王仁三郎の話で良く出てきそうな、巨岩の写真がある。

狭依彦は、アルタイ山は、コーカサスと同じような、超古代のセンターの一つであると考えている。

■物語でのアルタイ山

霊界物語の10巻の32章から36章にかけて、アルタイ山が舞台になっている。この中に、アルタイ山で、蛇掴という邪神と三五教の宣伝使が戦う場面がある。そこで、邪神が固まってしまって石になった「鬼の化石」を「頭槌(くぶつち)」で頭を割るシーンがある。

この「鬼の化石」と石人のイメージは重なっているのではないか。つまり、王仁三郎は、日本のどこかではなく、世界のアルタイ山をイメージして物語を進めているように思える。

また、物語の鉄谷村は、アルタイ市ではないかと思われる。

■宇智川

宇智川については、Ulungur Heが場所的にも音的にもピッタリではないかと思う。

下記は下流部の拡大図。

上流部の拡大図。

たぶん、この辺りが、物語の場面となった場所ではないだろうか。


3.シルクロードのコース

シルクロードのコースを取ると興味深い場所の側を通る

■オトラル

オトラルではジンギスカン関係の虐殺事件が起こっている。

1,218年 ジンギスカンは隊商を派遣した。450人の隊商と500頭の馬やラクダには、軟玉、麝香、織物などが山のように積まれていた。オトラルの太守イナールジュクは、その隊商を横取りしようと、449人を惨殺した。残ったのは一人で、その者は逃げ帰りジンギスカンに報告した。ジンギスカンは怒り、1219年大軍を発してオトラルを攻めた。オトラルは徹底的に破壊され2万人の兵、女子供まで皆殺しにされた。太守のイナールジュクは溶かした銀を注がれて殺された。

参考サイト


■アヤズクル湖周辺

キジルクム砂漠にあるアヤズクル湖周辺に点在する古代遺跡群。城塞に囲まれた王宮跡が残るトプラク・カラ、紀元前4世紀に建設されたコイ・クルルギャン・カラ、50もの古代都市が存在したエリック・カラ、高い城壁が続くグルドゥルスン・カラなどがある。


第1版06/04/16
第1.1版(形式修正)06/07/08
第1.2版(一部修正)14/12/28

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