出口王仁三郎 文献検索
リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/kihshow.php?KAN=76&HEN=0&SYOU=3&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=&CD=
原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語76-0-3 | 1933/12 | 天祥地瑞卯 日本所伝の天地開闢説 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
|
本文 文字数=3045
日本所伝の天地開闢説
古へ天地未だ剖かれず、陰陽分れず、万物未だ成らざりし時の状は、譬へば、浮べる脂の大海原の面に漂うて、かかる所もない如く、渾沌として鶏子の黄白の散り乱れて混ざれるやうに、形状もなければ、また区別もつかず、溟涬にして牙を含むの状態であつた。
しかる後に、軽く清める気は漸く昇りて清陽なるに及び、薄く靡きて天と成り、重く濁れるものは自ら沈んで濃く滞りて地となつた。
そのはじめに成りたる天を高天原といひ、後に定まれる地を国といふ。天地の間に大虚ありて空しく懸る。
天地開闢のはじめ、国なほ稚く砂土浮き漂うて、海月の海水に泳げる如くに浮脂の水の上に漂へるが如く、未だ固まらざりし時に、葦牙の如き物、自らその中に成り出でて、その物は萌騰りて大虚の中に発りたるによりて、高天原に生り出で給へる最初の神を天譲日天狭霧国譲月国狭霧尊と申し奉る。天祖と称し奉るは即ちこの神である。
しかる後に高天原に自ら化り出で玉へる神たちの中に、独りづづ化り出で玉へるを独化天神と申し、二柱倶に化り出で玉へるを倶生天神と申し、男神と女神と共に化り出で玉へるを耦生天神と申し奉る。また別に化り出で玉へる神たちを別天神と申し奉る。
神代七代
天地が開け初めた時に、高天原に化り出でし神は、
第一に 天之御中主神
第二に 高皇産霊神
第三に 神皇産霊神
以上三柱神であつた。この神々は皆配偶の無い独神であつて、その後御身を見えぬやうに隠し玉ふた。
国土未だ定かに成り整はずして恰も脂の浮ける如く、海月の海水に浮けるが如き状態であつた時、芦の芽のやうに萌え出でて成らせ給うた神は、
第四に 宇麻志阿斯訶備比古遅神
第五に 天之常立神
である。この二柱神もまた同じく独神で、その後も依然として御身を見えぬやう隠し玉うた。
以上五柱の神を別天神と申し上げる。
その次に成らせ給うた神は、
第一に 国之常立神
第二に 豊雲野神
でこの二柱の神もまた独神で御身を隠された。その次に生れ坐せし神は、いづれも配偶の神々で、
第三に 宇比地邇神 女神は須比智邇神
第四は 角杙神 女神は活杙神
第五は 意富斗能地神 女神は意富斗能弁神
第六は 淤母陀琉神 女神は阿夜訶志古泥神
第七は 伊邪那岐神 女神は伊邪那美神
以上国之常立神より伊邪那美神までを神世七代と申すなり云々。(以下省略)
オニドでるび付原文を読む オニド霊界物語Web