出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語66-88-1 | 1924/12 | 山河草木巳 余白歌 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=5973
第六十六巻余白歌
|天地《あめっち》の|元津祖《もとつおや》なる|神《かみ》の|他《ほか》に
|世《よ》を|審判《さば》くべき|貴人《あでびと》はなし 序言(初)
|黒雲《くろくも》に|包《つつ》まれたれど|大空《おほぞら》の
|月《つき》の|光《ひかり》は|褪《あ》することなし 序言(初)
|五年《いつとせ》の|暗《やみ》は|容易《たやす》く|晴《は》れにけり
みろくの|神《かみ》のいづの|伊吹《いぶき》に 序言(初)
|植《う》ゑて|見《み》よ|花《はな》の|開《ひら》かぬ|里《さと》はなし
|誠《まこと》の|道《みち》の|開《ひら》けざらめや 第三章(初)
|常暗《とこやみ》の|世《よ》なりと|人《ひと》は|悲《かな》しめど
|真人《まびと》の|眼《め》には|神世《かみよ》なりけり 第三章(初)
|百千々《ももちぢ》の|思《おも》ひは|胸《むね》に|三千年《みちとせ》の
|神《かみ》の|昔《むかし》に|吾魂《わがたま》は|飛《と》ぶ 第六章(初)
|玉《たま》の|井《ゐ》の|深《ふか》き|思《おも》ひを|汲《く》む|人《ひと》ぞ
|瑞《みづ》の|御魂《みたま》の|力《ちから》なりけり 第六章(初)
|木枯《こがらし》の|吹《ふ》き|荒《すさ》ぶなる|冬《ふゆ》の|夜《よ》も
|天恩郷《てんおんきやう》は|法《のり》の|花咲《はなさ》く 第六章(初)
|神園《かみその》に|植《う》ゑつけられしもも|草《くさ》は
ただ|一輪《いちりん》のあだ|花《ばな》もなし 第十章(初)
|花咲《はなさ》きて|実《みの》るも|待《ま》たで|出《い》でて|行《ゆ》く
わが|心根《こころね》を|知《し》る|人《ひと》はなし 第十一章(初)
|花開《はなひら》く|春《はる》を|迎《むか》へし|神園《かみその》は
|百鳥千鳥集《ももとりちどりつど》ひて|唄《うた》ふ 第十三章(初)
|深霧《ふかぎり》に|閉込《とぢこ》められし|神園《かみその》も
|春《はる》を|迎《むか》へてもも|花香《はなかを》る 第十三章(初〉
|常暗《とこやみ》の|世《よ》なりと|人《ひと》は|悲《かな》しめど
|真人《まびと》の|眼《め》には|神世《かみよ》なりけり 第十四章(初)
|世《よ》が|変《かは》りなるいかづちも|地《ち》に|下《お》りて
|都大路《みやこおほぢ》で|車押《くるまお》すなり 第十四章(初)
|今迄《いままで》のあだし|教《をしへ》の|衣《きぬ》ぬいで
|天津誠《あまつまこと》の|神《かみ》の|道行《みちゆ》け 第十五章(初)
|神島大神《かみじまおほかみ》の|神歌《しんか》
|世《よ》を|救《すく》ふ|神《かみ》の|御船《みふね》はあづさ|弓《ゆみ》
|播磨《はりま》の|沖《おき》に|浮《う》きつ|沈《しづ》みつ 第十五章(初)
|三千年《みちとせ》の|塩浴《しほあ》みながら|只《ただ》ひとり
|世《よ》を|牛島《うしじま》に|潜《ひそ》みて|守《まも》りぬ 第十五章(初)
|濁《にご》り|江《え》の|深《ふか》き|流《なが》れに|潜《ひそ》むより
|清《きよ》き|浅瀬《あさせ》に|住《す》みたくぞ|思《おも》ふ 第十六章(初)
|風《かぜ》に|乗《の》り|雲踏《くもふ》み|別《わ》けて|久方《ひさかた》の
|高天《たかま》に|登《のぼ》る|良《よ》き|日待《ひま》たるる 第十九章(初)
|笙《しやう》の|音《ね》は|虚空《こくう》を|翔《かけ》り|笛《ふえ》の|音《ね》は
|地上《ちじやう》を|走《はし》る|神《かみ》まつりかな 第十九章(初)
|苦《くる》しみて|吐息《といき》つくづく|思《おも》ふかな
|何故《なぜ》|俗人《ただぴと》に|生《うま》れざりしと 第二十章(初)
|神《かみ》の|教伝《のりつた》ふ|身魂《みたま》の|苦《くる》しさは
|人《ひと》に|知《し》られぬ|悩《なや》みなりけり 第二十章(初)
これ|程《ほど》の|苦《くる》しみありと|知《し》る|人《ひと》の
|無《な》きにつけても|世《よ》を|思《おも》ふ|哉《かな》 第二十章(初)
|朝《あさ》まけて|御空《みそら》くもらひ|小雨《こさめ》して
いよいよ|梅雨気分《ばいうきぶん》に|志《し》たるも
(昭和十月六月十七日) 巻末(王仁校正)
※初は初版、王仁校正は王仁校正本の略