出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語62-5-22 | 1923/05 | 山河草木丑 神樹 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
|
本文 文字数=11118
第二二章 神樹〔一五九七〕
第四六二
一
葦原の瑞穂の国のことごとは
天津御神の御許に仕ふ。
二
天地のすべてを造り玉ひたる
神の御前に山河寄り来む。
三
山河も皇大神の大前に
より来仕ふる御代ぞ尊き。
四
言の葉も胸の思ひもよろこびも
みな皇神のめぐみし賜もの。
五
大前に地のことごと集まりて
みいづ称へむ日は近づきぬ。
六
石の上ふるき神代の初めより
神の御国とえらまれし大和。
七
神の民とえりぬかれたる国人の
さすらひの夢も今は醒めけり。
八
葦原の中津御国に降ります
教への主を仰ぎつつ待つ。
九
よろこびを胸にたたへて皇神の
いづの救ひをまつの代のたみ。
一〇
わが魂よ貴の教によみがへり
雲より来る神にならへよ。
第四六三
一
限りなき教の神の御恵みを
心にとめて夢な忘れそ。
二
いたづきの身もやすかれと朝夕に
わが皇神はわづらひたまふ。
三
ほろびゆく生命を救ひ愛の雨を
そそがせ玉ふ瑞の大神。
四
ゆたかなる恵の雨の降りそそぎて
怒のちりを清めさせたまひぬ。
五
とこしへに怒らせたまふ事もなく
せむることなき瑞の大神。
六
人の罪を数へたまはず憎みまさず
ただ愛のみを御身となしたまふ。
七
天津空の高きがごとく皇神の
みいづはスメール山も及ばじ。
八
東西分るるごとくわが罪を
遠ざけたまふ仁愛の大神。
九
始めなく終りも知らに栄えませ
すべてを造り守る大神。
第四六四
一
千引岩動かぬ主の御恵を
力となして進む嬉しさ。
二
喜びの声を揃へて皇神の
あれます都を讃め称へかし。
三
天地の総ての神を統べ玉ふ
誠の神は厳の大神。
四
足曳の山の頂き海の底も
皆皇神の御手にありけり。
五
海陸を造り玉ひし皇神の
御子と生れし人は神なり。
六
跪きてわが身生ましし元津祖を
綾の高天原に伏し拝むかな。
七
村肝の心の清き供物
受けさせ玉へ元津大神。
八
地の限りその大前に畏みて
いと美しく称へまつれよ。
九
正しきと誠をもちて諸々の
民を審かせ玉ふ時来ぬ。
一〇
元津御祖厳と瑞との二柱の
御稜威常磐にあれと祈りつ。
第四六五
一
神国には御栄光あれや地の上は
平穏あれよ恵みあれかし。
二
皇神を讃めつ称へつ拝みつ
御栄光仰ぎて御稜威を崇む。
三
天にます大国常立大神は
総てのものの誠の祖なり。
四
祖神は瑞の御霊の瑞の子を
下して世をば救はせ玉ふ。
五
世の罪をわが身一つに引受けし
瑞の御霊の恵み畏し。
六
穢れたるわが魂を洗へかし
瑞の御霊の教の主よ。
七
皇神の右にまします瑞御霊
わが祈りをも受けさせ玉へ。
八
いと清く尊き瑞の神霊
厳の御霊は世を生かしますも。
九
厳御霊瑞の御霊は祖神の
栄光の中にいや栄え玉ふ。
第四六六
一
神路山五十鈴の川の水上に
世を照します神はましけり。
二
暗き世を照さむために厳御霊
教祖の宮に下りましけり。
三
更生主の魂に宿りて天地の
奇き誠を諭し玉へり。
四
攻め来る醜の仇さへ憎まずに
言向和す瑞の大神。
五
遠津祖世々の祖等に仕へよと
教へ玉ひぬ瑞の御霊は。
六
世を照す油の教主はあれましぬ
古き誓ひを証しせむため。
七
御教の聖き義しき言の葉に
仕ふる身こそ楽しかりけり。
八
精霊を充たし玉ひて更生主に
天降りし国の常立の神。
九
老の身を賤が伏屋に横たへて
明き尊き道を宣べけり。
一〇
皇神の深き恵に罪人を
救はむとして下りましけり。
一一
御恵の珍の光は死の影と
暗き身魂を照しましけり。
一二
わが足を安き大道に導かむと
輝き玉ふ厳の大神。
第四六七
一
わが心厳の御霊を崇つつ
喜び祝ふ更生の神を。
二
元津神厳の御霊の御教を
伝へ玉へる更生の御神。
三
瑞御霊万代までもわが魂を
真幸くあれと守りますかも。
四
御力に富ませ玉へる厳の神は
わが身を尊きものとなしませり。
五
名は清く恵の深き皇神を
畏るるものは世々恵まれむ。
六
村肝の心驕れる枉人の
曲を散らして救はせ玉ふ。
七
高山の伊保里を分けて谷に下し
いやしきものを上らせ玉ふ。
八
飢渇く人をば飽かせ富めるものも
許させ玉ふ日は近づけり。
九
神孫とその御裔をば限りなく
憐れみ玉ふ元津大神。
一〇
遠津祖に誓ひ玉ひし言の葉を
現し玉ふ時は来にけり。
一一
古の神の誓ひを詳細に
証させ玉ふ瑞の大神。
第四六八
一
新しき御歌を神の大前に
向ひて歌へ声も涼しく。
二
神津代の奇き尊き物語
中に交はる厳の御歌を。
三
御救ひを知らせ正しき理を
世の悉に示させ玉ふ。
四
瑞御霊現れまして五十鈴の
家を堅磐に守らせ玉ふ。
五
地のはても神の救ひを得たりけり
聞けよ諸人神の言葉を。
六
琴の音と歌の声もて皇神を
崇めまつれよ上にある人。
七
海も山も皆諸共に鳴り動み
やがては神の御代となるべし。
八
瑞御霊神の御前に手を拍てば
山川共に声挙げて答へむ。
九
地の上の総てのものは大前に
戦き畏み仕ふる御代かな。
一〇
地の上の総ての民を審かむと
下り玉ひぬ神の言葉に。
第四六九
一
節分の夜に退はれし我神の
再び現れます時は来にけり。
二
邪心と悪徳を捨てて愛善の
誠の種子を地の上に蒔け。
三
瑞御霊東の空に甦り
雲に乗りつつ来る日近し。
四
罪に死し神に生きたる瑞御霊
今はこの世の柱なりけり。
五
至聖なる旧の都に雲の如
降らせ玉ふ時は来にけり。
六
時満ちて救ひの神は元津国に
甦りましぬ来りて崇めよ。
七
瑞御霊五六七のもとに寄り集ふ
誠の人に生命賜はむ。
第四七〇
一
三柱の御前に向ひて喜びの
声を上げつつ謡ひ舞へかし。
二
わが身魂生ませ玉ひて懇に
哺育みたまふ元津祖神。
三
身体も霊魂も神のものならば
ただ御心に任すのみなり。
四
綾錦厳の御門に寄り来り
讃めよ称へよ厳の御前に。
五
千早振る神代は愚か万代の
末も守らす元津大神。
第四七一
一
惟神御霊幸ひましませと
三柱神の御前に祈る。
二
スメールの山は何処と打仰ぐ
わが目に映る紫の雲。
三
わが魂を助け守らす皇神は
三柱神の外なかりけり。
四
わが持てる五官の機関あるうちに
祈れよ称へよ勤しみ仕へよ。
五
葦原の地の悉を守ります
神は夜昼眠り玉はず。
六
人はただ神の守りを受くるより
外に栄光の道こそ無けれ。
七
夜の守り日の守りと月日の神は
光り恵みを与へ玉ひぬ。
八
諸々の醜の災打払ひ
わが魂を守らせ玉ふ。
九
皇神は永久までも汝が身の
出づると入るとを守り玉はむ。
(大正一二・五・一四 旧三・二九 隆光録)
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