出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語62-2-6 | 1923/05 | 山河草木丑 神栄 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=6696
第六章 神栄〔一五八一〕
第三〇二
一
浮世さへさながら神代の心地せり
神に任せし吾身吾魂。
二
村肝の心の暗を晴されし
厳の恵を称へまつらむ。
三
惟神任しきつたる心には
神の栄光を自ら見む。
四
奇びなる神の恵の朝夕に
下らせ玉ふと思へば嬉しき。
五
喜びの調べ恵みの訪れは
天津御風に送られ来るも。
六
われもなく現世もなくただ一人
神の御前に平伏し拝まむ。
七
わが胸の波治まりて村肝の
心の空に月照り渡る。
第三〇三
一
思ふさへなつかしき教主の神姿を
仰げば如何に楽しかるらむ。
二
瑞御霊生命の主に勝りたる
美はしき名を誰か謳はむ。
三
只管に神に従ふ現身の
その歓喜は底ひ知られじ。
四
わが教主の仁慈大徳さとりなば
幸ひの花たちまち開かむ。
五
永久に栄えつきせぬわが教主の
御前に遊ぶ身こそ楽しき。
第三〇四
一
天津御空に聞え来る 清き尊き歌の音に
合せて謳ふ信徒が 身魂の楽しみ如何ばかり
浮世の艱み歎きさへ 朝の深霧夕霧の
科戸の風に散る如く 晴れ渡りたる心地なり。
二
黒白も分かぬ暗の夜も 教の主と共なれば
何か恐れむ神国魂 誠の栄光は神にあり。
三
浮世の栄光と歓喜は 忽ち消えて跡もなし
謡へよ謡へ神の愛 讃めよ称へよ神の稜威。
四
浮世を包む村肝は 厳の御魂に照されて
日に日に泡と消え失せむ 朝の深霧夕霧は
科戸の風に晴れ渡り 行く手に輝く永久の
光は吾等が身魂をば いとおだやかに照すなり
仰げよ仰げ神の愛 讃めよ称へよ神の稜威。
第三〇五
一
村肝の胸の小琴に御言葉の
奏べ涼しく合ふぞ嬉しき。
二
動きなき心の海に波はなし
これぞ平和の礎と知る。
三
瑞御霊教の主を仰ぎなば
恵の露は身魂うるほす。
四
仇波の立ち騒がざる身魂こそ
海より深き心なるらむ。
第三〇六
一
永久の生命と栄光を与へます
瑞の御霊を親とし仰げ。
二
亡び行くわが魂を生かしつつ
神国の民とならしめ玉へ。
三
限りなき厳の御恵知らずして
過せし中に守ります神。
四
世を救ふ神の御旨に背きたる
われは知らずに罪人となりぬ。
第三〇七
一
幸多き生業なりとも皇神の
御許しなくば吾はなすまじ。
二
すぐれたる人の賢しき教をも
御旨ならずば吾は学ばじ。
三
友垣の如何に誘ふ道あるも
神に背きし方に行くまじ。
四
天津国如何に楽しくあるとても
教主坐まさずば吾は上らじ。
第三〇八
一
罪も苦も朝な夕なに消え果てて
栄光輝く御側に行かむ。
二
瑞御霊永久の恵に守られて
知らず知らずに御前に進みぬ。
三
昼となく夜とはなしにわが教主の
清き恵に守られて生く。
四
何処にも神の御跡は現れぬ
憂ひ悲しみ百の艱みに。
五
癒されぬ病もあらず幸ならぬ
曲もなきこそ神代なりけり。
六
皇神と倶にありせば如何ならむ
なやみに遭ふも苦しからまじ。
第三〇九
一
大空を渡る日影にまさるべし
心に充てる神の光は。
二
輝ける神姿を胸にうつすこそ
教の主の光なりけり。
三
限りなき称への歌は胸に充てるを
口には言はね神は聞きまさむ。
四
花薫り小鳥は清く啼き渡る
春の景色は神国の姿ぞ。
五
喜びの心に充つる暁は
思はず知らず歌となりぬる。
第三一〇
一
黄昏れて行く手は遠き野路の旅
杖と頼むは神ばかりなり。
二
一人寝の淋しき夜半も皇神は
倶に居まして哺育み玉ふ。
三
わが友は先立ち行きて淋しくも
神を思へばいとど楽しき。
四
玉の緒の生命の影は薄れ行きぬ
神国に上るも近くやあるらむ。
五
やすやすと静の寝に就かせ玉へ
天津神国に覚むる時まで。
第三一一
一
よき事もまた曲事もわが更生主の
よさし玉ひし御事とぞ知る。
二
身も魂も恵の御手に委ねつつ
夜なき国に上る楽しさ。
三
悲しみの涙の雨は袖に降り
憂ひの雲は胸を包みぬ。
四
さりながら天津神国に上るてふ
希望は尽きじ神ましませば。
五
現世もまた霊界も皇神の
清き御旨に任しまつらむ。
(大正一二・五・一一 旧三・二六 於竜宮館 隆光録)
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