出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語62-1-5 | 1923/05 | 山河草木丑 神世 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=6098
第五章 神世〔一五八〇〕
第二九二
一
千早振古き神世も巡り来て
君の恵も弥隆光る。
二
夜昼の守も清く明けく
隈なく照す神の御代かな。
三
空をおほふ松の梢に鶴棲みて
その声高く天に聞ゆる。
四
小倉山花と紅葉の二尊院
清きは神の姿なりける。
五
千代八千代変らぬ瑞の御光は
この世を救ふ珍の御宝。
第二九三
一
永久の身の住所こそ天津国の
夜なき花の神園とぞ知る。
二
高き名も珍の宝もヨルダンの
流れに浮ぶ瑞の月影。
三
夢醒めて朝日の影はさしにけり
ねむりをさませ惑ふ人達。
四
現世を離れて元の故郷に
帰らむ時の神は御力。
第二九四
一
千万の仇攻め囲み寄するとも
いかで恐れむ綾の高天原は。
二
わが胸の奥の間深く聞えけり
目を醒せよと神の御声。
三
世の人を救はむために美はしき
神の都を築きたまひぬ。
四
丹波の厳の聖地に登りなば
知らず知らずに日はたちてゆく。
五
皇神の厳の光は八衢も
雲晴れゆきて花園となる。
第二九五
一
皇神は卑しき人の身に下り
百の神業遂げさせたまふ。
二
村肝の心の奥を掃き清め
鎮まり居ます天津神等。
三
新しく神の姿につくりかへて
導きたまへ栄の園に。
第二九六
一
現身の世はいろいろに変るとも
神のめぐみは永久にます。
二
花は散りよしや青葉は枯るるとも
幹と頼みし神に離れじ。
三
世の旅に疲れ果てたる人の身も
神の御許に憩ひ栄えむ。
四
世の中の希望は絶えて果つるとも
栄えの神は恵みますかも。
五
風荒み雨降りあれて亡ぶとも
神の御蔭に寄らばやすけし。
第二九七
一
わがために千座の置戸を負ひましし
瑞の御霊は誠の御親ぞ。
二
土塊に似たるわが身を清めつつ
神国のものとなさしめたまへ。
三
神勅幾度聞けど悟り得ず
心にもなき御名を汚しつ。
四
かくまでも曲れるわれを捨てずして
救はせたまふ更生主ぞ尊き。
第二九八
一
日の下の厳の聖地をやらはれて
自凝島に渡りたまひぬ。
二
自凝の島の真秀良場四尾山に
かくれてこの世をしろしめします。
三
瑞御霊メソポタミヤの顕恩郷に
かくれて神代をまちたまふなり。
四
瑞御霊元つ御国の日の下に
天降ります代は近づきにけり。
第二九九
一
古の神の開きしエルサレムは
ふたたび旧に返らむとするも。
二
イスラエル十二の流れは悉く
ヨルダン川に注ぎ入るなり。
三
天地の元つ御祖はやらはれて
珍の御子たち世に迷ひぬる。
四
時来れば四方の国より集まりて
神の御稜威を称へ唱はむ。
五
この時ゆ天津使は星のごと
神都の空に降り祝ぐらむ。
第三〇〇
一
三五の神の教の広ければ
狭き心のいかで知るべき。
二
頬杖をついて何程調ぶとも
隆光る神の胸は分らじ。
三
目に皺を寄せて吐息をつきながら
悟らむとする人のをかしさ。
四
惟神神の御胸をさとらむと
思へば元の赤子となれ。
五
頼りなき智慧や力を頼みとし
千年ふるとも悟り得ざらめ。
六
この経綸早く世人に解りなば
神の希望は永久に立たず。
第三〇一
一
永久に育みたまへ風の日も
雨の夕も変りたまはず。
二
世の中の罪にみちたる楽しみを
捨てて御許に往く日嬉しき。
三
さまざまの世の誘ひに打ち勝ちて
清き大道を進ませ給へ。
四
闇の世を放れて昇る旭影
迎へむ吉き日近づきにけり。
五
日出る神の建てたる神国に
常磐の教主は生れましにけり。
六
雲に乗り波を分けつつ出で来る
東の教主を迎ふ嬉しさ。
七
この教主や天地諸の神人を
治むる永久の御柱なりけり。
(大正一二・五・一〇 旧三・二五 於松雲閣 明子録)
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