出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語61-4-18 | 1923/05 | 山河草木子 神人 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=7952
第一八章 神人〔一五六八〕
第一七二
一
神素盞嗚の大神の 負はせたまひし罪のかせ
千座の置戸に清められ われ等は日々に栄ゆなり。
二
力空しき吾身魂 神の任しの幸ふかく
醜のまがひに打ち勝ちて 常世の御国に昇りゆく。
三
誠一つの麻柱の 教をかしこみうやまひて
すめらみことの御ために 尽す御国の益良夫が
伊寄り集へる神の園 綾の高天に開かれぬ。
四
たたへまつれよ我日の国の 柱と坐ます日の御子の
清き尊き大みいづ 神にぞ坐ます主師親を。
第一七三
一
まがのさへぎる山路をわけて 清き楽しき高天原の
神国に昇り行く人は 神に愛され皇神を
心の限り愛したる 誠一つの麻柱の
いと美はしき身魂なり。
二
迷ひつかれし心の暗を 苦もなく破りて神国に
昇る誠のまめひとは 真理の燈火と倶にあり。
三
世人の生命を左右する 醜のつかさに打ちかつは
生命の基の瑞御魂 清めの主の御神力ぞ
仰ぎ敬へ神の稜威。
四
真理と生命と道なる主を いよいよ明白に悟り得る
身魂は尊き天津国 神の御書に誌されて
常世の春を楽みつ 神のまにまに栄ゆべし。
第一七四
一
宇都のみやこにとこしへに 鎮まり坐ます日の御子の
大御恵をかしこみて 国民こぞり麻柱の
まことを尽し身も魂も 捧げて御国を守れかし。
二
千座の置戸を負ひましし 命の神の御功績を
かたじけなみて朝夕に 天津祝詞の太祝詞
称へ奉れよ神国人。
三
四方の国民ことごとく 恵みの冠を与へむと
大御心を朝夕に 配らせたまふ日の御子の
仁愛の恩頼をば 束のあひだも忘るなく
真心ささげて仕へまつれ。
四
天津御祖の皇神は 聖き仁慈の日の御子を
豊葦原の国中に 天の八重雲かきわけて
降し玉ひし畏さよ 朝な夕なに謹みて
君の御光を伏しをがみ 心の限り身の限り
まこと一つに仕ふべし。
第一七五
一
天津御光かがやきて 暗きこの世を守りまし
罪になやみし身魂をば 照させ玉ふぞかしこけれ。
二
天津御光うくるわれ 暗をも知らぬ身となりぬ
尽きぬ恵みは心の空に 月日となりてかがやきぬ。
三
天津御光にあひそむき 罪に溺れし人草の
栄光の花のひらくべき 仰げ月日の御姿を。
第一七六
一
労れなやめるはらからよ 一日もはやく伊都御魂
あらはれませる神園に 来りてつみの重荷をば
おろして休めとくやすめ 神のまねきの御声こそ
いとも長閑に聞ゆなり。
二
身魂のえさに飢ゑかわく こころ貧しき人の子よ
とくとく来たれ神園へ 伊都の御魂の招きます
御声長閑に聞ゆなり。
三
常夜のやみにさまよひて 苦しみなやめる人の子よ
とくとく来れとく来たれ 伊都の御魂や麻柱の
まことの玉の御光りを 照して汝を招きます
御声のどかに聞ゆなり。
第一七七
一
日に夜に慕ひたてまつる 瑞の御魂のうるはしさ
三五の月か花紅葉 なににたとへむすべもなし。
二
なやみ苦しみもだへたる 悲しき時の吾ちから
仰ぐもうれし神の稜威 三五の月か花紅葉
なににたとへむすべもなし。
三
まこと一つのあななひの 神のをしへにすがりなば
いや永久の御ン契り ほどくることもあらなみの
水にも火にもおそれなし 悪魔をふせぐ岐美は城
瑞の御魂の御ン守り 身魂もやすく栄ゆべし。
四
伊都の御魂のうるはしさ 身魂は照りて日か月か
はた白梅か松みどり 世にたとふべきものもなし。
第一七八
一
皇神のいづの御顔ををがむまで
みあと慕ひて昇り行かなむ。
二
永久の生命にすすむ道なれば
いさみて行かむ神の御前に。
三
いと清き教の友とあひともに
勇みすすまむ神の御園へ。
四
いかにして身魂のつみを清めむと
心砕きぬ道しらぬうちは。
五
瑞の道ここにありとて招き玉ふ
うれしき御声聞くぞ楽しき。
六
村肝の心のままに大前に
言あげやせむわれ等神の子は。
七
人の身の罪をいとはず受けたまふ
瑞の御魂のこころうるはし。
八
豊なるめぐみの露にうるほひて
笑みさかえけり朝な夕なに。
第一七九
一
神の御前にのがれ来て 諸の汚れも清まりぬ
八岐大蛇やしこ鬼に 勝たせたまひし瑞御霊
外に頼らむすべも無し。
二
この世に生れて露ほども いさをし立てしこともなき
罪にけがれし吾身魂 生命の清水に清めつつ
安きを賜ふ瑞御霊 嬉しみかしこみ祝ぎまつる。
三
日に夜に神の御こころに そむきし吾等が身魂をば
にくみたまはずねもごろに 導きたすけ永久の
栄光をたまふたふとさよ。
第一八〇
一
万国のまことの君をさとりたる
今日こそ吾はすくはれにけり。
二
退きも進みもならぬ今の世は
神のみひとり力なりけり。
三
大君の御命かしこみ謹みて
仕ふは民のつとめなりけり。
四
日の御子の深き恵をさとりなば
怪しき心もおこらざらまし。
第一八一
一
さざれ石の巌とならむ時もあり
五六七の御代の来たらざらめや。
二
地の上の凡てのものは亡ぶとも
神と君とのめぐみは尽きせじ。
三
月は落ち日はいや暗く隠るとも
神と君とのめぐみは尽きせじ。
四
門を掃き清めて待たむ日の御子の
空を照して来ります日を。
(大正一二・五・六 旧三・二一 出口鮮月録)
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