出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語59-0-11923/04真善美愛戌 序王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
大山は霊界物語にとっては最も由緒の深いやまである
名称


 
本文    文字数=1563



 天気清朗一点の空には雲影も無く日本最初の山嶺と称へられたる伯耆大山は、白雪の頭巾を頂き高麗山を圧して聳え立ち、神素盞嗚大神が八岐大蛇の憑依せる印度の国ハルナの都に暴威を振ひて、天下を体主霊従的に混乱せしめつつありしその曲業を悔悟せしめ、地上に天国を建設せむと、数多の三五教の宣伝使を派遣し厳の言霊を以て言向和さむとしたまひし時、大黒主は風を喰つて印度の都を九十五種外道を引率し、遠く海を渡りて淤能碁呂嶋の要なるこの大山に姿を隠し、暴風雨を起し妖邪の気を放射して人畜を苦しめたるを、大神は自ら数多の天使や宣伝使を率ゐて安く来りまし、天下の災害を除き、天の叢雲の剣を獲てこれを高天原に坐します天照大御神に献り、清浄無垢の大精神を大神並に天神地祇八百万神及び天下万民の前に顕はし玉ひし霊界物語に取つて尤も由緒深き神山を朝夕打ちながめ、ノアの方舟なす口述台に横はりつつ、四月一日より本日正午にかけ、真善美愛の戌の巻(五十九巻)を編著し了りたり。
 白砂青松の海岸を四五の信徒と共に逍遥しつつ、松露の玉を拾ひ拾ひホテルの二階に帰り、大山の霊峯と差向ひ互に黙々として睨み合ひつつ認め了りぬ。
   大正十二年四月三日
      於皆生温泉



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