出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語58-0-21923/03真善美愛酉 総説王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
本物語は知識階級のためではなく、大乗で無学者のためのものである
名称


 
本文    文字数=1564

総説

 聖言に曰ふ『神は最も弱き者、小さき者、及び愚なるものに真理を覚し玉ふ』とあり。大本神諭に曰く『生れ赤児の混りの無い心にならねば神の誠の大精神は判らぬぞよ』と示されあり、仏教には『難問する所あれば小乗の法を以て答えざれ、但大乗を以てために解脱して一切種智を得せしめよ、云々』『菩薩は常に安穏ならしめむことを楽ひて法を説け、云々』とあり。大乗に非らざれば覚り得ざる如き学盲者はただその種智を得るに過ぎない。決して天国の愛と善、信と真との光明霊徳に浴する事は出来ないものである。安穏にして法を説けとは老幼婦女子にも解し易きやう極めて卑近の例を引き、平易簡単にして直ちにその精神を諒解し得らるるやうに説けとの意である。この物語もまた神示に従ひ可成的平易なる文句にて説き、卑近なる言語を使用して神明の深き大御心を悟らしめむと努めたるを以て、学者紳士の読物としては適当しないものたるは素より覚悟の前である。一人なり共多数の人々に解し易く徹底し易からしめむと欲する至情より口述せしものであります。また本物語は読者を決して今日の所謂知識階級に求めやうとするのでは有りませぬ。愚者無学者弱者のため編著したものであります。
   大正十二年三月卅日



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