出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語57-0-11923/03真善美愛申 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
印度の国波斯の国境、テルモン山の昔物語
名称


 
本文    文字数=2124

序文

 伯耆国皆生温泉浜屋旅館の見晴し佳き二階の広間を当がはれ、朝日の光と大山の雄姿を眺めながら、大正十二年如月八日より十日まで三日間にていよいよ第五十七巻を口述し了りぬ。
 スーラヤ(日天子)チヤンドラ・デーワブトラ(月天子)サマンタガン(普光天子)ラトナブラバ(宝光天子)アワバーサブラ(光耀天子)の守護の下に、漸く印度の国波斯の国境テルモン山の昔物語を大要述べ了りました。顧みれば瑞月が神の大道に入りしより満二十五年に相当する今日、富士の神使に導かれ神教を伝へられたる今日、出雲富士とて名も高き大山の雄姿を拝し、三保の松原に等しき夜見ケ浜の白砂青松の磯辺を筆録者と共に逍遥しながら、今昔の感に打たれ、思はず歎息せざるを得ない。隠岐の嶋は遠く波間に浮び、幽かに山の頂を顕はし、三保ケ関の霊地は眼前に横はり日本海の波に漂へるが如く見えて居る。八大竜王ナンダナーガラーシャ(歓喜竜王)、ウバナンダ(善歓喜竜王)、サーガラ(海竜王)、ワーシュキ(多頭竜王)、タクシャカ(視毒竜王)、マナスヰン(大身大力竜王)、ウッパラカ(青蓮華色竜王)、アナワタブタ(無悩清涼竜王)、は鼓を打つて吾等一行を迎へ給ふ。北村隆光、加藤明子、藤田、松田、紙本の諸氏を始め谷川常清氏、湯浅清高並に米子支部信者、及び近国の信者諸氏の日々の訪問を歓喜しながら、神の恵みのまにまに五七の巻を演べ了る。時しも綾の聖地より三代直澄教主は大本瑞祥会会長井上留五郎氏及び前会長湯川貫一氏と倶に来らる。瑞月は感極まつて言ふ所を知らず。茲に序文に代へ一言を記すことと致しました。
   大正十二年旧二月十日
               於伯州皆生温泉



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