出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/kihshow.php?KAN=56&HEN=88&SYOU=1&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=&CD=

原著名出版年月表題作者その他
物語56-88-11923/03真善美愛未 余白歌王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
詳細情報:
場面:

あらすじ
未入力
名称


 
本文    文字数=10846

第五十六巻余白歌
  |霊国《れいごく》の面影
|天恩郷《てんおんきやう》
|万寿苑《まんじゆゑん》の|松樹《しようじゆ》
|絶頂《ぜつちやう》に|立《た》てる|銀杏《いてふ》の|大木《たいぼく》
|風《かぜ》にゆすられて
|自然《しぜん》の|音楽《おんがく》を|奏《そう》し
|舞踏《ぶたふ》を|演《えん》ず
タワタワと
|鳥《とり》の|七八羽《しちはちは》
|風《かぜ》の|波路《なみぢ》を
|悠然《いうぜん》として
|漕《こ》ぎ|渡《わた》り
|春《はる》の|初《はじ》めの|空《そら》を
あやなしてゐる            序文(初)

|一茎《ひとくき》の|芦《あし》にも|涙滲《なみだにじ》み|出《で》る
    |自然《しぜん》に|憧憬《どうけい》する|吾心《わがこころ》       総説(初)
|大地《たいち》をば|再《ふたた》び|踏《ふ》まじと|定《さだ》めてし
    いたづきの|身《み》も|神《かみ》に|蘇生《そせい》す    総説(初)
|一茎《ひとくき》の|草《くさ》にも|神《かみ》の|宝体《はうたい》を
    |観《み》るぞ|嬉《うれ》しき|大本《おほもと》の|教《のり》      総説(初)
|一石《いつこく》の|水《みづ》に|天使《てんし》の|音楽《おんがく》と
    |舞踊《ぶよう》を|観《み》たり|神《かみ》に|在《あ》る|吾《われ》     総説(初)
|病《や》める|時悲《ときかなし》める|時吾魂《ときわがたま》は
    |根底《ねそこ》の|鬼声《きせい》に|慄《ふる》ひをののく     総説(初)
|土《つち》のごと|氷《こほり》の|如《ごと》く|冷《ひや》やかな
    |無宗教者《むしゆうけうしや》のあはれ|霊魂《れいこん》      総説(初)
|純一《じゆんいつ》に|生《い》ける|神《かみ》さへ|種々《もろもろ》の
    |相《さう》を|顕《あら》はし|玉《たま》ふ|世《よ》の|中《なか》      総説(初)
|月星《つきほし》も|皆打《みなう》ち|消《け》され|暁《あかつき》の
    |空《そら》に|憤怒《ふんぬ》の|太陽輝《たいやうかがや》く       総説(初)
|太陽《たいやう》は|憤《いか》るが|如《ごと》く|憂愁《いうしう》に
    |沈《しづ》める|身《み》をば|睨《にら》ませたまふ    第一章(初)
|憂愁《いうしう》に|沈《しづ》み|果《は》てたる|吾魂《わがたま》を
    |月《つき》の|影《かげ》のみひとり|光《て》らせる   第一章(初)
|闇黒《あんこく》な|嚢《ふくろ》のやうな|天地《あめつち》と
    |思《むも》ひ|悩《なや》みぬ|神忘《かみわす》れたる|夕《よひ》     第一章(初)
|闇黒《あんこく》の|夜《よる》の|戸張《とばり》に|包《つつ》まれて
    |鬼《おに》のささやき|聞《き》くぞ|淋《さび》しき   第三章(初)
|鈴《すず》の|音《ね》は|虚空《こくう》を|歩《あゆ》み|笙《しやう》の|音《ね》は
    |地上《ちじやう》を|流《なが》れ|極《は》てなき|国《くに》へ|移《うつ》り|行《ゆ》く   第三章(初)
|行《ゆ》く|水《みづ》は|光明《くわうみやう》を|流《なが》し|真白《ましろ》なる
    |水泡《みなわ》と|共《とも》にいづれへか|行《ゆ》く    第三章(初)
|耳《みみ》に|聞《き》きし|神《かみ》の|御声《みこゑ》を|面《ま》のあたり
    |目《め》に|見《み》し|今日《けふ》の|夕《ゆふ》べ|嬉《うれ》しき    第四章(初)
時分をば|見出《みい》だしたる恐ろしき
    |姿《すがた》に|胸《むね》の|懺悔火盛《ざんげくわさ》かる    第四章(初)
|愚《おろ》かさと|弱《よわ》きにをののくその|外《ほか》に
    |吾《われ》を|教《をし》ふる|導師《だうし》なきかな     第四章(初)
|人中《ひとなか》で|説法《せつぽふ》せよと|攻《せ》めらるる
    その|惨憺《さんたん》さ|消《き》へも|入《い》りたき    第五章(初)
|円相《ゑんさう》の|光《ひか》りに|憧憬《あこが》れ|来《く》るといふ
    |人《ひと》こそ|吾《わ》が|身《み》の|導師《だうし》なりけり   第五章(初)
|吾《わ》が|魂《たま》のあら|浪風《なみかぜ》も|和《やは》ぎ|初《そ》めて
    |妻子《つまこ》と|共《とも》に|神祭《かみまつ》りしぬ      第五章(初)
|寂《さび》しさに|悩《なや》みし|吾《われ》も|法悦《ほふえつ》の
    |雨《あめ》にうるほひて|祖霊《みたま》を|拝《をが》む    第五章(初)
|産土《うぶすな》の|神《かみ》に|詣《まう》でて|故郷《ふるさと》の
    |母《はは》にし|会《あ》へば|子供心地《こどもここち》す     第五章(初)
|恋《こい》しがる汝に送りし文のまた
    |帰《かヘ》り|来《こ》ずとも|恨《うら》みも|得《え》せず    第五章(初)
|君《きみ》まさぬ|淋《さび》しき|夜半《よは》に|只一人《ただひとり》
    |雌猫《めねこ》の|背《せな》を|撫《な》でて|眠《ねむ》りぬ    第五章(初)
|窓近《まどちか》く|来鳴《きな》く|鶯《うぐひす》|心《こころ》あらば
    |吾《わ》が|恋《こ》ふ|人《ひと》に|告《つ》げよくはしく   第五章(初)
|陽炎《かげろふ》のもえ|立《た》つ|野辺《のべ》に|一本《ひともと》の
    |桜《さくら》の|老木《おいき》|春《はる》をうたへる     第六章(初)
|日々《にちにち》に|二円《にゑん》の|金《かね》を|恵《めぐ》み|玉《たま》ふ
    |野原《のはら》の|夕陽棟《ゆふひむね》にかがやく     第八章(初)
|終日《ひねもす》の|汗《あせ》を|搾《しぼ》りし|代《だい》を|以《も》て
    |買《か》ひ|求《もと》めたる|米《こめ》のうまさよ    第八章(初)
|汗《あせ》しぼり|働《はたら》きて|喰《く》ふ|麦《むぎ》の|飯《めし》に
    |妻子《つまこ》とともに|舌鼓打《したつづみう》つ    第一二章(初)

若き日を偲びて
|米《こめ》かひて|父《ちち》が|帰《かへ》るを|待《ま》ちわびつ
    |涙《なみだ》ながらに|眠《ねむ》るいとし|児《ご》   第一三章(初)
|三銭《さんせん》の|稲荷鮓《いなりずし》をば|嬉《うれ》しげに
    |寝床《ねどこ》にて|喰《く》ふ|吾《わ》が|児《こ》いぢらし  第一三章(初)
|森厳《しんごん》と|神秘《しんぴ》に|富《と》める|三五教《あなないきやう》も
    |詩的仏教《してきぶつけう》も|真髄等《しんずゐひと》しき     第一四章(初)
|全心《ぜんしん》を|頭陀袋《づだぶくろ》とし|人々《ひとびと》の
    |言《こと》の|葉貰《はもら》ひ|歩行《ある》くは|文士《ぶんし》    第一四章(初)
|世《よ》の|人《ひと》の|言葉《ことば》を|胸《むね》に|貯《たくは》へて
    まさかの|時《とき》に|使《つか》へ|宣伝使《せんでんし》    第一四章(初)
|熱《ねつ》の|無《な》き|鋭《するど》き|焔《ほのほ》の|刃《やひば》もて
    |切《き》り|開《ひら》きゆく|大和魂《やまとだましひ》     第一六章(初)
これは|霜雪《しもゆき》にやあるとよく|見《み》れば
    あしたの|芝生剣《しばふつるぎ》かざせり   第一六章(初)
|鼻垂男《はなたれを》もの|言《い》ふ|花《はな》に|鼻毛抜《ひげぬ》かれ     第一七章(初)
|百花壇《ひやくくわだん》|造《つく》る|男《をとこ》の|鼻赤《はなあか》し        第一七章(初)
|献労《けんらう》の|腕《うで》はシコタマ|飯《めし》を|食《く》ひ
|亀城趾《きじやうし》や|万代不動《ばんだいふどう》の|石《いし》たたみ
|小説《しやうせつ》は|謀叛人《むほんにん》かと|下女《げぢよ》は|由井《ゆゐ》
|日《ひ》にやけて|光照殿《くわうせうでん》の|基礎工事《きそこうじ》
|亀城趾《きじやうし》に|亀《かめ》の|甲型《かふがた》の|石《いし》を|積《つ》み
|宣伝使採用《せんでんしさいよう》されたと|宣伝《せんでん》し
|名物《めいぶつ》のツツジは|汽車《きしや》で|久留米籠《くるめかご》
|天恩《てんおん》の|郷《さと》にサツキも|花咲《はなさ》かせ(サツキは光秀の母)
第一八章(初)