出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語52-0-11923/02真善美愛卯 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
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名称


 
本文    文字数=1973

序文

 霊界物語口述開始以来、種々雑多の学者やパリサイ人の妨害を突破し、漸くにして累計五十二巻の完結を告げました。瑞月に来れる精霊は、一種特別の記憶力に富んで居ると見えまして、肉体が一度見聞し読み上げた書物の文意はそのままに記憶し居り、肉体の既に已に記憶を全然離れて居る文章でも、時々知らず知らずに口述し筆記することがあります。故に肉体人の瑞月が著はした文章の中にも、古今の学者が著はした文章をそのまま平気に書くことがあります。また精霊自身も自己の作物と信じて居るのは、霊界の消息に達したる哲人のよく知悉する所であります。不用意の中に物した瑞月の文章には、今日まで三十年の間において二三回も右様の事があり、それがために他人の文章を盗んだやうに非難された事があつて大に迷惑を感じました。また自分の口述や文章を他人の名義を以て新聞雑誌単行本等に掲載し、後に至つて自分の名に復して発表した事があるため、その間の消息を知らない人は異様に感じられた事もありました。その後は成るべく他人の著書を読まない事にして注意を加へて居りますが、しかしながらこの長い物語の中には、或は種々の人の文作が混入して居るかも解りませぬから、一寸お断り申しておきます。しかし今日の学者の物した書物は、何れも古今聖哲の涎を集めたものたるは、賢明なる読者の熟知さるる所と考へます。凡ての明文は意志や想念の中に吸収され、それが時々自発的に現はれ来るものなる事を考へて貰ひたいものです。
   大正十二年二月十日
               王仁識



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