出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語51-88-11923/01真善美愛寅 余白歌王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
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本文    文字数=6901

第五十一巻余白歌
|未決監《みけつかん》にて
|時《とき》ならぬ|寒《さむ》さ|一夜《いちや》に|襲《おそ》ひ|来《き》て
    おどろかされぬ|長月《ながつき》の|空《そら》を    第五章(初)
|遠近《をちこち》の|教《をしへ》の|御子《みこ》の|赤心《まごころ》を
    |籠《こ》めし|玉章読《たまづさよ》みつつ|嬉《うれ》しき    第五章(初)
ゐながらに|日本《にほん》も|西洋《から》も|巡《めぐ》りけり
    |恵《めぐ》み|越《こ》されし|名所絵葉書《めいしよゑはがき》に    第五章(初)

|未決監《みけつかん》にて
|世《よ》につれぬ|月《つき》の|光《ひかり》も|甲子《きのえね》の
    |文月《ふづき》の|十二夜曇《じふにやくも》りてしかな    第六章(初)
|甲子《きのえね》の|文月十二《ふづきじふに》の|月《つき》みれば
    |下界《げかい》のために|憂《うれ》ひ|顔《がほ》なる     第六章(初)
|中央白《なかしろ》く|左右《さいう》に|赤《あか》き|日《ひ》の|色《いろ》は
    |水火《すゐくわ》の|序《じよ》をば|示《しめ》すなるらむ    第六章(初)
|瑞御魂生《みづみたまあ》れし|吉日《よきひ》の|前後三日《ぜんごみつか》
    |月《つき》の|鏡《かがみ》のかすむ|歎《うた》てさ    第六章(初)
ナイフルのわが|生《うま》れたる|文月《ふみづき》の
    |十二《じふに》の|夜半《よは》に|揺《ゆ》れる|怪《あや》しさ   第六章(初)

|未決監《みけつかん》にて|絵葉書《ゑはがき》を|見《み》て
|坐《ゐ》ながらに|楓《かへで》の|名所《めいしよ》に|誘《いざな》はれ
    |都《みやこ》の|内外《うちと》の|眺《なが》めせしかな    第九章(初)

|未決監《みけつかん》にて
|馬清《うまきよ》く|肥《こ》えたり|窓《まど》の|風寒《かぜさむ》し
|此頃《このごろ》の|吾牛馬《われうしうま》に|似《に》たるかな
|牛寅《うしとら》に|働《はたら》かばやと|足掻《あが》きなし
|甲子《きのえね》は|早暮近《はやくれちか》し|羊肥《ひつじこ》え
パンよりもカミを|愛《あい》する|羊《ひつじ》かな
|又一《またひと》つ|馬齢加《ばれいくは》へて|丑《うし》の|春《はる》        第十章(初)

綾詩
海外宣伝日月進   擁護厚厳瑞二神
天下驚倒三五教   地上普愛善信真
     ○
抱鴻図遠進満蒙   神威大振三五道
突然雖遭暴戻剣   幸得息天地加護
     ○
現代是黒鉄濁世   愛善滅偽真独盛
衆生頑迷不知天   弥勒出世開神政   第十章(初)

空拳録
俄然寒冷襲来晩秋空  長夜思国涙滂沱腮辺
吁伝達愛善天上使者  忽降根底暗闇裡呻吟
何人夫不愁哉神人難  東雲空赤鶏鳴将開窟
                   第十三章(初)

甲子文月十二夜   玉兎鏡面在星妖
伝日天災地変象   勿愁瑞祥開坤輿
     ○
顧在我頭上大師   亦別在教弟妻子
欲上奉神下伝教   吁奈何在窟暗児
     ○
聖地在愛信教壇   旦暮修養煉心胆
経緯典範道大本   日神諭霊界聖談  第十五章(初)

|人間《にんげん》と|生《うま》れし|甲斐《かひ》の|神業《しんぎやう》を
    |尽《つく》して|帰《かへ》る|吾《われ》ぞ|悔《くひ》なき     第十八章(初)
からたまは|狭《せま》き|一間《ひとま》に|潜《ひそ》むとも
    |心《こころ》はひろし|神《かみ》にある|吾《われ》    第十八章(初)
|今日《けふ》こそは|吾《わ》が|生《うま》れたる|吉《よ》き|日《ひ》ぞと
    まめ|人《ひと》たちは|勇《いさ》みて|祈《いの》るも   第十九章(初)

|三五《さんご》の|玉《たま》〔その三〕
|三《み》ツの玉
|金剛不壊如意《こんがうふゑによい》の|宝珠《ほつしゆ》は|伊都能売《いづのめ》の
    |本《もと》つ|御魂《みたま》の|生《いく》むすびなり
|神直日厳《かむなほひいづ》の|御霊《みたま》は|紫《むらさき》の
    |天地和合《てんちわがふ》の|宝珠《ほつしゆ》なりけり
|大直日《おほなほひ》|瑞《みづ》の|御霊《みたま》は|黄金《こがね》なす
    |善言美詞《ぜんげんびし》の|言霊《ことたま》の|幸《さち》       巻末(初)

|五《い》ツの玉
|紫《むらさき》の|麻邇《まに》の|宝珠《ほつしゆ》は|高砂《たかさご》の
    |尉《じよう》と|姥《うば》との|御魂《みたま》なりけり
|赤色《あかいろ》の|麻邇《まに》の|宝珠《ほつしゆ》は|神《かみ》の|国《くに》
    やがて|治《をざ》むる|珍《うづ》の|国魂《くにたま》
|青色《あをいろ》の|麻邇《まに》の|宝珠《ほつしゆ》はエルサレム
    |下津岩根《したついはね》の|大和魂《やまとだましひ》
|白色《はくしよく》の|麻邇《まに》の|宝珠《ほつしゆ》は|英米仏《えいべいふつ》
    |西洋諸国《せいやうしよこく》を|治《をさ》むる|国魂《くにたま》
|黄色《わうしよく》の|麻邇《まに》の|宝珠《ほつしゆ》は|支那印度《しないんど》
    |露西亜《ろしあ》|一帯治《いつたいをさ》むる|国魂《くにたま》
        (大正十三年十月三十日)   巻末(初)