出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語51-0-2 | 1923/01 | 真善美愛寅 総説 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=1402
総説
人間はその内分において至聖至美至善の天界即ち高天原に向ひ、その外分においては地獄界に向つて居るものである事は既に已に述べた処であります。故に人間は常に神の光りに背いては決してその人格を保つ事は出来ませぬ。本巻物語の主人公たる高姫が小北山の聖場に到りて、自己に憑依せる兇霊のために誤られ、また兇霊界の妖魅なる妖幻坊に欲のために誑かされて熱狂的暴動を敢行し、神威に当てられ身を以て免れ、妖幻坊と共に怪志の森に落ち延び、妖幻坊が遺失したる曲輪の玉を、反逆者なる小北山の役員、初公、徳公に命じ、文助の手より奪還せしむる場面より、浮木の森において妖幻坊の魔法に欺かれ種々の狂態を演ずる処より、一旦三五教に帰順したるバラモン軍のランチ、片彦将軍が、高姫の化相せる初花姫に誘惑されて苦悶の淵に沈むところより、ケース、初公、徳公が狸のために裸体となつて角力を取らせらるる悪夢等、波瀾重畳の面白き物語であります。読者は一片の滑稽的小説と見ることなく、意を潜めて通読あらむことを願ひます。
大正十二年一月廿七日 於天城山麓 王仁識
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