出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/kihshow.php?KAN=51&HEN=0&SYOU=1&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=&CD=

原著名出版年月表題作者その他
物語51-0-11923/01真善美愛寅 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
未入力
名称


 
本文    文字数=1799

序文

 この物語は、凡て心理描写的に口述してありますから、読者の中には、普通一般的の著書と比べて非常に露骨だとか、左様なことがあらう筈がないとか云つて批評する人士が出て来るであらうと思ひます。しかし霊的即ち内的意志を基として述べたものですから、一片の虚偽も虚飾もなく、人心の奥底に入つてその真相を究め尽し、これを神助の下に編纂したものです。上手も追従も何もありませぬ。書中高姫の物語に就ても、実に非常識極まる如く見ゆる箇所が沢山にあるでせう。しかしこれもまたその心底深く別け入つて、憑依せる精霊や本人の至誠心の状態や時々変転の有様を描き出したものです。総ての人の心理状態もまた高姫の如きものあることを思考して自ら戒め自ら省み、愛善の徳を養ひ、信真の光明を照らし、地獄的境域を脱出し天国の住民として永遠無窮に人生の本分を守り、神明の御心に和合し以て神政成就の太柱となり、現幽神三界のために十分の努力を励まれむことを希望致します。口述者も目下の処にては、或る事情に制せられ、実に悲境に陥りたる身ながらも、一分の時間も空費せず、心骨を苦しめつつ、三界一般の万霊救済のために奉仕の誠を尽し、この物語の編纂に努力しつつある次第であります。読者よろしく瑞月の至誠を御諒承あつて、御研究あらむ事を願ひます。
   大正十二年一月二十七日(旧十一年十二月十一日)
      天城山麓湯ケ島に於て   王仁識



オニドでるび付原文を読む    オニド霊界物語Web