出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語49-0-2 | 1923/01 | 真善美愛子 総説 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=1688
総説
本巻は波斯国境産土山の聖地伊祖の館より、印度国ハルナの都の大黒主を言向和し満天下の禍害を除き五六七の神政を地上に布かむと瑞の御霊神素盞嗚尊数多の宣伝使を派遣し給ふ内にも、最も有名なる女宣伝使初稚姫が未だ十七歳の花の姿甲斐々々しく数千里の旅を続けて大業を遂行し、大神の御前に復命せむと征途に上り玉ふ途中、妖怪変化に出会し猛犬スマートに救はれ、河鹿峠を無事に越え祠の森の大神の社に参拝さるるや父杢助に変化して居た妖魅は畏縮して遠く山の彼方に遁走する処まで口述してあります。また治国別宣伝使の薫陶を受けて三五教に帰順したるウラナイ教の内事取締りなりし丑寅婆アさまが、治国別命の添書を以て伊祖の館へ修業兼参拝の途中高姫に出会し、面白き問答を交換する有様は、目に見えるやうに現はされてあります。一旦改心の曙光を認められ、生田の森の神司と選まれながら、東助を恋ひて、遥々産土山に来たり、東助に弾かれ自暴自棄の結果祠の森にてまたもや野望を企つる改悪物語は本巻の主要点ともいふべきものです。また珍彦夫婦が神丹を文珠菩薩より与へられ、高姫の毒手を免るる処や、受付の滑稽な場面もまた一読の価値あることと信じます。
豆州湯ケ島温泉湯本館臨時教主館において療養湯治の間を以て口述を了りました。
大正十二年一月十九日 王仁識
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