出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/kihshow.php?KAN=48&HEN=0&SYOU=1&T1=&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=&CD=

原著名出版年月表題作者その他
物語48-0-11923/01舎身活躍亥 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
未入力
名称


 
本文    文字数=1382

序文

 社会の一般的傾向が、漸く民衆的になりつつあると共に、宗教的信仰も強ち寺院や教会に依頼せず、各自の精神に最も適合する所を求めてその粗弱なる精霊の満足を図らむとするの趨勢となりつつあるやうだ。宣伝使や僧侶の説く処を聴きつつ己れ自ら神霊の世界を想像しこれを語りて、所謂自由宗教の殿堂を各自に精神内に建設せむとする時代である。既成宗教の経典に何事が書いてあらうが、自ら認めて合理的とし、詩的とする処を読み、世界の何処かに真の宗教を見出さむものとして居る、今日広く芸術趣味の拡まりつつあるのは宗教趣味の薄らいだ所を補ふやうになつてゐる。従前の宗教は政治的であり専制的なりしに引替へ、現今は芸術的であり民衆的となつて来たのも、天運循環の神律に由つて仁慈出現の前提と謂つても良いのである。
 この霊界物語もまた極めて民衆的にかつ芸術的に、惟神の時機を得て大神より直接間接の方法を以て現代並に末代の人生に対し、深遠なる神理を宣示しかつこれを伝達せしめ給うたのであります。惟神霊幸倍坐世。
  大正十二年一月十二日  王仁識



オニドでるび付原文を読む    オニド霊界物語Web