出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語46-0-11922/12舎身活躍酉 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
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本文    文字数=1498

序文

 現代の天文地文学、物理学、化学、幾何学、機械学、解析学、心理学、哲学、歴史、文学、批評、言語等、所謂科学の眼から見れば、この物語は実に文厘の価値もなきものと見えるでせう。十悪無一善の凡夫心から観察する時は、不道理と矛盾と撞着で充満してゐるでせう。ベルグソン、オイケンの流行で、生命や生活または生だのと色々論議され、近頃はまたプロレタリヤにブルジヨアに文化生活、相対性原理説など頻りに主唱さるる世の中だから、現代人の耳に入りさうなことはないと思ふ。しかしながら、槿花一朝の夢にも等しき現代の流行書『死線を越えて』とか『新約』『旧約』『復活』『出家とその弟子』『懺悔の生活』等の如く、現代人、しかも二三年未満の愛読者を求むるのではない。幾千万年の後までも言葉の光を輝かすのが真の目的なのである。故に現代人に容れられむことを望むのでない、唯々一人なりとも多く読んで神界の真相を悟り、大にしては治国平天下のために、小にしては修身斉家の基本となすに致らば、口述者に取つて望外の喜びなるのみならず、世道人心に裨益する所大なるべきを思うて止まぬのみであります。
  大正十一年十二月十五日  王仁識



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