出口王仁三郎 文献検索

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物語42-5-241922/11舎身活躍巳 出陣歌王仁三郎参照文献検索
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第二四章 出陣歌〔一一四九〕

 レーブは歌ふ。

『ライオン川を打渡り  玉山峠の峻坂を
 黄金姫の一行に  従ひ駒を引きながら
 テームス峠の関所をば  漸く無事に乗り越えて
 大黒主の軍隊に  坂の麓に出会し
 千尋の谷間に顛落し  カルの司と諸共に
 三途の川を打渡り  天国浄土の門口を
 探険したる折もあれ  照国別の一行に
 呼び覚まされて甦り  葵の沼の傍に
 またもや敵に包囲され  危き生命を助かりつ
 沼の彼方に来て見れば  黄金姫や清照姫の
 貴の命の御休息  いよいよ再生の思ひして
 レーブとカルとの両人は  黄金姫に随伴し
 入那の森に来て見れば  右守の司の放ちたる
 テル、テク、アルマに出会し  漸く敵を追ひ散らし
 テームス司と諸共に  入那の城へ進み入り
 しばらく此処にやすらへば  北光神に招かれて
 セーラン王は九重の  雲押分けて高照の
 深山をさして出で給ふ  暗さは暗し闇の道
 テームス、レーブ、カル三人  轡を並べて戞々と
 王に従ひ高照山の  岩窟をさして進み行く
 あゝ惟神々々  神の恵みの深くして
 思ひもよらぬヤスダラの  姫の命に出会し
 しばらく此処に日を送り  北光神に促され
 駒に跨り堂々と  夜陰に乗じ入那城
 帰りて見ればカールチン  畏れ多くも万乗の
 吾大君を退けて  己が欲望を達せむと
 計り居るこそ嘆てけれ  天地の神は何時迄も
 魔神の荒びを如何にして  やすく見逃し給ふべき
 忽ち陰謀露顕して  右守の司に潜みたる
 八岐大蛇や醜神は  掻き消す如く逃げ去りぬ
 あゝ有難し有難し  神の御稜威は忽ちに
 輝き渡る四方の国  天明らけく地豊に
 瑞祥の御代となりにけり  セーラン王の神勅もて
 竜山別に従ひて  三五教の御教を
 四方の国々島々に  隈なく教へ伝へ行く
 名さへ目出度き宣伝使  霊魂の限り身の限り
 誠を筑紫の果までも  開きて行かむ神の道
 北光神よいざさらば  セーラン王よサマリー姫
 左守右守の司等よ  吾行く後は天地の
 神に誠を捧げつつ  入那の国は云ふも更
 テルマン国を初めとし  その他百の国々へ
 三五教の御光を  照らさせ給へ天地の
 神に誓ひて神司  レーブは偏に願ぎ奉る
 朝日は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 仮令大地は沈むとも  神に任せし吾体
 生命の続くその限り  曇りと汚れに充ち果てし
 豊葦原の国中を  清めすかして天国の
 至喜と至楽の状態を  出現せずにおくべきか
 あゝ惟神々々  誠一つの三五の
 五六七の神の御前に  謹み敬ひ願ぎ奉る。

 千早振る神の恵を蒙りて
  世人を救ふ身こそ嬉しき。

 悪を捨て誠の道に入那城
  後に見捨てて進み行くかな。

 北光の神の司よ吾魂を
  いや永遠に守り給はれ。

 素盞嗚の神の命の守ります
  三五教は世を救ふ道。

 人は皆天と地との大神の
  珍の宮居と聞くぞ嬉しき。

 今よりは心の駒を立直し
  魔神の荒ぶ荒野分け行く。

 苦しさの中にも楽しみある世には
  如何な枉津の来るも恐れじ』

 カルはまた歌ふ。

『入那の城を後にして  レーブ、テームス両人と
 心を協せ手をとりて  悪魔の征討に上り行く
 吾は尊き神司  竜雲司も今日よりは
 竜山別と名を変へて  魔神の荒ぶ山川を
 いと易々と宣伝歌  歌ひて進み出でませよ
 朝日は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 御空の星は落つるとも  海はあせなむ世ありとも
 一旦神に任したる  吾等四人の宣伝使
 決して変心する勿れ  神を忘れしその時は
 身魂に忽ち苦みを  覚ゆる時と知る上は
 如何なる艱難に遭ふとても  神を力に三五の
 誠を杖にいそいそと  道の真中を驀進し
 魔神の集まる巣窟を  根本的に掃蕩し
 吾三五の大道を  世界に照らし大神の
 御稜威を四方に拡充し  神と人との中に立ち
 善悪正邪を超越し  ただ何事も大神の
 任し給ひし神直日  清き心に宣り直し
 見直し行かむ宣伝使  あゝ面白し面白し
 神は吾等と倶にあり  吾等は神の子神の宮
 如何なる枉の来るとも  いかでか神に敵し得む
 あゝ勇ましや勇ましや  入那の城を後にして
 足並揃へて四人連れ  旗鼓堂々と恙なく
 勝利の都に立向ひ  神の御前に勝鬨を
 現はしまつるは目のあたり  いざいざさらば、いざさらば
 北光神やその他の  百の司の御前に
 茲に暇を告げまつる  あゝ惟神々々
 御霊幸はへましませよ。  

 惟神神の大道を四方の国
  開き行く身ぞ楽しかりけり。

 天地は如何に広しと云ひながら
  神の守らぬ国土はなし。

 天地の神の恵みに抱かれて
  神の御国を開き行くかな。

 北光の神の司や大君に
  今別れ行く吾ぞ悲しき。

 さりながら生者必滅会者定離
  別れて後に会はむとぞ思ふ』

(大正一一・一一・二五 旧一〇・七 北村隆光録)



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