出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語38-88-11922/10舎身活躍丑 余白歌王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
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本文    文字数=8170

第三十八巻余白歌
|千歳経《ちとせへ》し|聖《ひじり》の|壷《つぼ》も|地震《なゐふる》の
    |荒《すさ》びに|逢《あ》はばもろく|破《やぷ》れむ     七章(初)
つがの|木《き》の|弥《いや》つぎつぎに|伝《つた》はりて
    |宝《たから》の|壷《つぼ》もひびぞ|入《い》りぬる     七章(初)
|曲神《まがかみ》は|天《あめ》と|地《つち》とにみちとせの
    |夢《ゆめ》は|破《やぶ》れむ|夢《ゆめ》の|世《よ》の|中《なか》      七章(初)
|唐大和天竺《からやまとあまき》の|空《そら》も|開《ひら》けゆく
    わが|三五《あななひ》の|神《かみ》のみいづに     九章(初)
|奥山《おくやま》にやつれて|暮《く》らす|杣人《そまぴと》も
    |花《はな》の|色香《いろか》はうるはしと|見《み》る    九章(初)
|春《はる》の|花秋《はなあき》の|楓《かへで》も|月影《つきかげ》も
    |忘《わす》れて|神《かみ》の|道芝《みちしば》を|踏《ふ》む      九章(初)
|面白《おもしろ》き|世《よ》なりと|夢《ゆめ》を|辿《たど》りつつ
    |夢《ゆめ》の|中《なか》なる|夢《ゆめ》を|見《み》るかな    十一章(初)
|秋《あき》の|夜《よ》のいと|静《しづ》かなるうたげにも
    ゑらぎの|声《こゑ》の|面白《おもしろ》きかな     十一章(初)
|神《かみ》のため|君《きみ》の|御為国《おんためくに》のため
    |汚《けが》さじものと|心配《こころくば》りつ       十一章(初)
|高砂《たかさご》の|千歳《ちとせ》の|松《まつ》に|月影《つきかげ》の
    |照《て》り|映《は》ふ|姿常夜《すがたとこよ》にもがも    十三章(初)
|長月《ながつき》の|錦《にしき》の|野辺《のべ》にぬえ|鳥《とり》の
    |音《ね》をのみぞ|啼《な》く|野分淋《のわけさび》しも    士二章(初)
|吹《ふ》き|払《はら》ふ|稲葉《いなば》の|山《やま》の|紅葉《もみぢば》も
    |照《て》り|映《は》ふ|頃《ころ》は|静《しづ》かなるらむ    十三章(初)
|古郷《ふるさと》の|月《つき》の|浜辺《はまべ》に|吾妹子《わぎもこ》は
    |嘸《さぞ》なげくらむ|淋《さび》しき|留守《るす》を    十五章(初)
ふるさとの|人魚《にんぎよ》が|泣《な》くといふ|浜《はま》に
    |二世《にせ》を|誓《ちか》ひし|人《ひと》の|偲《しの》ばゆ     十五章(初)
|東雲《しののめ》の|空明《そらあ》け|渡《わた》るほの|見《み》えて
    |百鳥千鳥啼《ももどりちどりな》き|叫《さけ》ぶなり      十六章(初)
|艶《つや》やかに|笑《ゑ》める|林檎《りんご》の|頬《ほほ》の|色《いろ》
    |夜《よ》の|明《あ》け|方《がた》の|空《そら》の|様《やう》なり     十六章(初)
|黎明《れいめい》の|光《ひかり》の|空《そら》に|浮彫《うきぽ》りの
    やうな|雲片《くもきれ》二ツ|三《み》ツ|見《み》ゆ     十八章(初)
|琴平《ことひら》の|山《やま》の|腹《はら》より|照《て》り|出《い》づる
    |白金光《しろがねひかり》のまばゆくもあるかな  十八章(初)
|清澄《せいちよう》な|黄金《こがね》の|空《そら》に|禽鳥《きんてう》の
    いとも|妙《たへ》なる|琴囀《きんてう》の|声《こゑ》     十九章(初)
|天《てん》も|地《ち》も|人《ひと》も|怒《いか》りて|常暗《とこやみ》の
    |空晴《そらは》らさむと|風雨雷鳴《ふううらいめい》      十九章(初)
ひむがしの|山《やま》をかすめて|襲《おそ》ひ|来《く》る
    |飛行機《ひかうき》あはれもろくも|墜落《つゐらく》    二十章(初)
|遠雷《ゑんらい》の|声聞《こゑき》くさへも|爆弾《ばくだん》か
    |地震《ぢしん》の|音《おと》かと|胸轟《むねとどろ》かす    二十章(初)
ドンと|云《い》ふ|声聞《こゑき》き|付《つ》けて|爆弾《ばくだん》よ
    それ|地震《ぢしん》よと|戦《おのの》く|江戸《えど》ツ|子《こ》   二十章(初)
|午砲《ごはう》の|音《おと》|庫《くら》の|戸音《とおと》もドンドンと
    |胸《むね》ををどらす|今《いま》の|世《よ》の|中《なか》    二十章(初)
|彗星《すゐせい》の|我《わ》が|地《ち》に|近《ちか》づき|来《き》たるころ
    |暗深《やみふか》からむ|遠《とほ》く|慮《はか》れよ     二十二章(初)
|星一《ほしひと》つ|光《ひかり》も|強《つよ》くてら|山《やま》の
    |尾《を》の|上《へ》に|浮《うか》ぶ|冬《ふゆ》の|夕暮《ゆふぐれ》     二十四章(初)
|清澄《せいちよう》な|夕《ゆふ》べの|空《そら》に|星一《ほしひと》つ
    |蒼空占《あをぞらし》むる|影《かげ》の|偉大《ゐだい》さ     二十四章(初)
|浪波津《なにはづ》に|救《すく》ひの|御舟浮《みふねうか》べつつ
    おぼれし|魂《たま》を|渡《わた》す|瑞霊《ずゐれい》     二十六章(初)
|甲子《きのえね》の|春《はる》を|迎《むか》へて|殊更《ことさら》に
    |静心《しづごころ》なく|淋《さび》しくなりぬ    二十七章(初)
|瑞御魂水《みづみたまみづ》の|都《みやこ》に|下《くだ》りなば
    |御代《みよ》を|清《きよ》めの|浪《なみ》の|花咲《はなさ》かむ   二十八章(初)
|大正《たいしやう》の|秋《あき》も|十余《とうま》り|二《ふた》ツの|年《とし》
    |神《かみ》の|便《たよ》りを|菊月《きくづき》の
|下《しも》の|三日《みつか》に|月《つき》の|露《つゆ》
    |三十三相《さんじふさんさう》の|玉《たま》の|肌《はだ》
天津空《あまつそら》より|降《くだ》り|来《く》る
    |清《きよ》く|涼《すず》しき|玉《たま》の|糸《いと》
結《むす》ぶの|神《かみ》の|御恵《おんめぐ》み
    |世《よ》は|高砂《たかさりのご》の|神《かみ》の|島
千代《しまちよ》に|栄《さか》ゆる|一《ひと》つ|松《まつ》
    |緑《みどり》の|梢《こずゑ》ぞ|久《ひさ》しけれ    二十八章(初)