出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語37-88-1 | 1922/10 | 舎身活躍子 余白歌 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=6694
第三十七巻余白歌
|一度二度墜落身越《いちどにどついらくみこ》して|飛行便《ひかうびん》
|脱線汽車《だつせんきしや》の|代用《だいやう》として 二章(初)
|王道《わうだう》は|正道《せいだう》を|行《ゆ》き|政党《せいたう》は
|横道覇道《わうだうはだう》を|進《すす》み|行《ゆ》くなり 二章(初)
|震災後《しんさいご》きつく|瘠《や》せたる|印紙《いんし》かな 四章(初)
デンデン|虫苦《むしくる》しさ|内殻這《うちからは》ひ|出《いだ》し 五章(初)
|農相農相《のそのそ》と|這《は》ひ|出《いだ》したる|田《デンデン》々|虫《むし》
|蝸牛角上《くわぎうかくじやう》の|小《こ》ぜり|合《あひ》から 六章(初)
|国民《こくみん》が|待《ま》ちに|待《ま》ちたる|普選権《ふせんけん》
また|危《あや》ふしと|空《そら》を|仰《あふ》ぎつ 六(初)
|風船《ふうせん》の|様《やう》にあやふい|普選権《ふせんけん》
いづこの|嶋《しま》に|落《お》ちむとするか 六章(初)
|入超《にふてう》の|声聞《こゑき》く|度《たぴ》に|国民《こくみん》は
また|巾着《きんちやく》を|締《し》めむとぞする 七章(初)
|日地月《にちちげつ》あつめて|造《つく》る|串団子《くしだんご》
|星《ほし》の|胡麻《ごま》かけ|喰《くら》ふワニ|ロ《ぐち》 七章(初)
|関東《くわんとう》の|地震《ぢしん》に|勝《まさ》る|人造《じんざう》の
|地震治《ぢしんをさ》むる|神《かみ》の|権力《みちから》 十章(初)
|醜司自身神也火《しこつかさじしんかみなりひ》の|車《くるま》
|乗《の》りて|市中《しちう》を|駆《か》けめぐりつつ 十一章(初)
|何事《なにごと》の|勃発《ぼつぱつ》すとも|惟神《かむながら》
|任《まか》す|真人《まびと》の|自信神也《じしんかみなり》 十一章(初)
|神勅《しんちよく》の|地震雷火《ぢしんかみなりひ》の|雨《あめ》は
|乱《みだ》れたる|世《よ》の|状《さま》をいふなり 十二章(初)
|極楽《ごくらく》の|野《の》に|休《やす》らふもしばしの|間《ま》
やがては|苦《くる》しき|牛《うし》と|馬《うま》なり 十四章(初)
おく|霜《しも》に|庭《には》の|白菊《しらぎく》しほれけり
|凩《こがらし》しげき|冬《ふゆ》の|初《はじ》めに 十五章(初)
|大空《おほぞら》をおほへる|傘《かさ》も|破《やぶ》れはて
|白菊《しらぎく》の|花霜《はなしも》になやめる 十五章(初)
|月《つき》の|夜《よ》に|宿《やど》を|立出《たちい》で|眺《なが》むれば
|黄菊白菊一《きぎくしらぎくひと》つ|色《いろ》なる 十五章(初)
うす|暗《ぐら》き|廐《うまや》の|中《なか》に|繋《つな》がれて
|淋《さび》しく|孤独《こどく》を|送《おく》る|馬《うま》かな 十六章(初)
たまさかに|外《そと》に|出《い》づれば|重《おも》き|荷《に》を
|負《お》はされ|悩《なや》む|牛馬《うしうま》の|吾《わ》れ 十七章(初)
|桐一葉音《きりいちえうおと》なく|散《ち》りぬ|天地《あめつち》の
|淋《さび》しき|秋《あき》の|空寒《そらさむ》くして 十八章(初)
|今朝見《けさみ》ればシーポー(|船《ふね》)の|屋根真白《やねましろ》なり
|夜明《よあ》けの|霜《しも》のつるぎかざして 十八章(初)
|木枯《こがらし》の|吹《ふ》く|冬《ふゆ》の|日《ひ》もあたたかき
|人《ひと》の|心《こころ》にかほる|花《はな》の|香《か》 十九章(初)
|五大教神《ごだいけふかみ》の|司《つかさ》をおくりおき
あとはゆるゆるエス|語歌《ごか》つくる 十九章(初)
|過《す》ぎ|去《さ》りし|昔《むかし》の|夢《ゆめ》を|偲《しの》びつつ
|何時《いつ》とはなしに|若《わか》やぐ|吾《われ》は 十九章(初)
|夢《ゆめ》の|世《よ》の|夢《ゆめ》を|誠《まこと》の|夢《ゆめ》として
いや|永遠《とこしへ》に|忘《わす》れざらまし 二十章(初)
|別《わか》れても|又逢《またあ》ふことのある|世《よ》ぞと
|世《よ》の|諺《ことわざ》を|便《たよ》りに|生《い》くる 二十章(初)
|煙《けむり》だに|立《た》たずばわかじ|奥山《むくやま》の
|杣《そま》の|住《す》むなる|炭《すみ》がまの|在処《ありか》 二十章(初)
|雀《すずめ》の|子数多《こあまた》つどへる|女護島《によごがしま》へ
|移住《ゐじふ》なしたし|六部《ろくぶ》の|昼寝《ひるね》 二十二章(初)
|千歳《せんざい》のよはひを|保《たも》つ|鶴《つる》の|子《こ》も
丶|離《はな》れては十|年《ねん》となる 二十三章(初)
(注 丶はホチ〔神〕の意)