出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語33-0-2 | 1922/09 | 海洋万里申 瑞祥 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 筆録者関係 名称
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本文 文字数=2342
瑞祥
今日は如何なる吉日ぞ 万代祝ふ亀岡の
瑞祥閣の建てられし 名さへ目出度き万寿苑
天津御空は蒼々と 澄切り渡る初秋の
空をかすめて緩々と かけり来りし二羽の田鶴
折から出口の瑞月が 不二の高峰に常永に 出口瑞月
鎮まりゐます木の花の 咲哉の姫の御経綸
変現出没極みなき 三十三相の神業に
因て述ぶる物語 三十三巻述べ了へて 松村真澄
浄写菩薩の松村氏 心も加藤明けく 加藤明子
いよいよ楽しき休養日 東尾見れば吉祥の 東尾吉雄
瑞雄あらはす公孫樹 常磐の松に羽休め
綾部の方を眺め居る 鶴の姿ぞ勇ましき
尊き神の開きたる 教の花の千載に
かがやく時も北村や いや隆光る伊佐男氏は 北村隆光
手にとる如く思はれぬ 天の岩戸の奥深く
隠れ居ませし大神の 稜威も出口の神の道 出口伊佐男
暗夜を照らす瑞月が 歓び勇み打仰ぎ
我大本の瑞兆を 皇大神のまつぶさに
示し玉ひしものなりと 千代万代を寿ぎて
小松の茂る神の園 心も涼しき鈴虫や
五六七の御代を松虫や 経と緯との綾錦
機織虫の此所彼所 歌へる声はキリギリス
コホロギ虫の声清く 真澄の鏡明けく
照り渡る如聞えたり あゝ惟神々々
御霊幸はへ坐しまして 芽出度き田鶴の舞ふ如く
高峯の空に皇神の 畏き教を敷島の
大和心の隈もなく 照らさせ玉へ天地の
神の御前に謹みて 大き正しき十一年
九月二十日の瑞祥を うれしみ畏み命毛の
肉筆ならぬ万年筆の永々と 墨をふくませ一苦労
神の御為世のために 神苑内の老松の
枝をば垂るる心地よさ 例もあらぬ事なれば
後日のために記しおく あゝ惟神々々
御霊幸はへましませよ。
大正十一年九月二十日
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