出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語29-88-1 | 1922/08 | 海洋万里辰 余白歌 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 未入力 名称
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本文 文字数=7227
第二十九巻余白歌
お|松十六《まつじふろく》 |赤《あか》い|帯《おび》して |飛《と》び|歩行《ある》き
|夏《なつ》の|炎天《えんてん》に |蜻蛉《とんぼ》|採《と》る
お|松十七《まつじふしち》 いそいそと |赤《あか》いたすきで|御飯《ごはん》たく
|人《ひと》の|顔見《かほみ》りや |赤《あか》い|顔《かほ》
お|松十八《まつじふはち》 |真赤《まつか》な|心《こころ》 |胸《むね》を|躍《をど》らす
|鏡見《かがみみ》る |庭《には》の|落葉《おちば》に|涙《なみだ》する 序(初)
|駒止《こまと》めて|暫《しば》し|眺《なが》めむ|丸山《まるやま》の
|尾《を》の|上《へ》に|清《きよ》き|望月《もちづき》の|影《かげ》 端書(初)
|鷹依姫《たかよりひめ》が|詐術《さじゆつ》をもつて|得《え》し|玉《たま》を
|科戸《しなど》の|風《かぜ》の|神《かみ》に|奪《と》られし 第二章(三)
|村肝《むらきも》の|心《こころ》いらちて|千万里《せんまんり》の
|国《くに》の|果《はて》まで|迷《まよ》ふ|玉探《たまさが》し 第二章(三)
|国人《くにびと》をうまく|詐《いつは》り|黄金《わうごん》の
|玉《たま》を|出《だ》させて|逃《に》げ|去《さ》りしかな 第三章(三)
|踏《ふ》み|迷《まよ》ふ|人《ひと》を|照《て》らして|秋月《あきづき》は
|雲《くも》に|乗《の》りつつ|西《にし》にかたぶく 第四章(初)
|鳴呼神《ああかみ》と|称《とな》ふる|声《こゑ》に|夢醒《ゆめさ》めて
|立出《たちい》でて|見《み》れば|月《つき》はかたむく 第四章(初)
|西《にし》へ|行《ゆ》く|思《おも》ひは|誰《たれ》もあるものを
|見捨《みす》てて|入《い》るな|大空《おほぞら》の|月《つき》 第四章(初)
|鼻高《はなたか》き|高姫司《たかひめつかさ》も|池《いけ》の|神《かみ》の
|雄猛《をたけ》びに|会《あ》ひて|慄《ふる》ひ|戦《をのの》けり 第八章(三)
|何処《どこ》までも|自我《じが》のみを|高潮《かうてう》し
|神《かみ》の|怒《いか》りに|会《あ》ひて|慄《ふる》へり 第八章(三)
|咲《さ》くとても|手折《たを》る|人《ひと》なし|松《まつ》の|花《はな》
|葉末《はずゑ》の|露《つゆ》の|恵《めぐ》みしらずに 第十章(三)
|池水《いけみづ》にうつりて|咲《さ》ける|梅《うめ》の|花《はな》
|手折《たを》るは|瑞《みづ》の|御魂《みたま》のみなり 第十章(三)
|高姫《たかひめ》は|懸橋御殿《かけはしごてん》に|侵入《しんにふ》し
|支離滅裂《しりめつれつ》の|狂偽《きやうぎ》を|説《と》くなり 第十章(三)
|日《ひ》の|出姫《でひめ》の|神現《かみあ》れまして|狂盲《きやうまう》なる
|鼻高姫《はなたかひめ》をいましめ|給《たま》ひし 第十一章(三)
|高姫《たかひめ》の|改心《かいしん》なるもの|中々《なかなか》に
あてにならねど|可愛《かはい》くもあり 第十二章(三)
|荒野原《あれのはら》さかしき|山《やま》を|打《う》ちこえて
|神《かみ》の|御為《みため》と|巡《め》ぐる|高姫《たかひめ》 第十二章(三)
|鷹依姫《たかよりひめ》|竜国別《たつくにわけ》が|遭難《さうなん》の
|話《はなし》に|高姫《たかひめ》|至誠《しせい》を|現《あら》はす 第十四章(三)
|吾《われ》は|深山《みやま》のほととぎす
|姿《すがた》かくして|朝夕《あさゆふ》に
|山《やま》より|高《たか》く|海《うみ》よりも
|深《ふか》き|御教《みのり》の|蘊奥《うんあう》を
|人《ひと》に|知《し》らさず|宣《の》り|叫《さけ》ぶ
|八千八度《はつせんやたび》の|迫害《はくがい》も
かくれて|忍《しの》ぶ|血《ち》の|涙《なみだ》
されども|吾《われ》は|神《かみ》に|在《あ》り 第十六章(再)
|改心《かいしん》の|記念《きねん》のためと|高姫《たかひめ》は
|天祥山《てんしやうざん》の|滝《たき》に|打《う》たれし 第十六章(三)
|改心《かいしん》しまた|慢神《まんしん》を|繰《く》りかへす
|鼻高姫《はなたかひめ》の|面白《おもしろ》きかな 第十六章(三)
|名《な》に|高《たか》き|地名人名《ちめいじんめい》|読《よ》み|込《こ》みて
この|巻末《くわんまつ》を|飾《かざ》る|旅《たび》かな 第二十章(三)
(一) |筑紫《つくし》のはてや みちのおく
|海山河野《うみやまかはの》 へだつとも
|神国御魂《みくにみたま》は |変《か》はりなく
|尽《つ》くせやつくせ |道《みち》のため
(二) |螢《ほたる》の|光《ひか》り |窓《まと》の|雪《ゆき》
ふみ|読《よ》む|月日《つきひ》 |重《かさ》ねつつ
いつしか|年《とし》も すぎの|戸《と》を
あけてぞ|今朝《けさ》は |別《わか》れゆく
(三)とまるも|行《ゆ》くも |君《きみ》のため
つくせよつくせ |道《みち》のため
|道《みち》のためなら |君《きみ》のため
きみのためなら |人《ひと》のため 巻末(初)
※初は初版、再は再版、三は三版の略