出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語26-99-11922/07海洋万里丑 跋王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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場面:

あらすじ
 26巻は怠業気分に襲われて歌ばかりである。
 霊界物語に卑近な文句や言葉を使っているのは、婦女子小児に徹底させたい真心だ。いかに名文卓説でも、あまたの人に解らなかったら、何の効果もないだろう。
名称

国常立大御神 言依別 瑞月 高姫 月照彦 豊国主大神 日の出神の生宮
執着心 怠業 高天原 竹生島 霊界物語
 
本文    文字数=2239



 日輪様の御親切
 あつい情に包まれて
 小田の稲木はむくむくと
 生ひ立ち茂る三伏の
 暑さに弱りむぐらもち
 日見ずの今日も家の内
 蚤には刺され蚊に喰はれ
 汗をたらたら拭ひつつ
 横に立ちつつ二十余り
 六つ目の巻の物語
 瑞月現代流行の
 怠業気分に襲はれて
 口述代用の歌口調
 吐き出す糸は蜘蛛の如
 尻からブウブウ口からも
 ブツブツ繰出す花詩歌の
 止め度も知らぬ口車
 全巻残らずウタウタと
 夢かうつつか寝言の余り
 暑中休暇の覚悟して
 三つの神宝や五つ神宝
 高天原に納まりて
 言依別の神司
 千々に心を砕きつつ
 日の出神の生宮と
 自称自認の高姫が
 執着心の雲深く
 迷うて進む竹生島
 元より玉なき神殿の
 床下深く掘り上げて
 性凝りもなき玉探し
 述ぶるも悲惨の極みなれど
 それの経緯の大略を
 月照彦の御守りに
 写す神代の語り草
 花も実もある三五教の
 尊き神の大精神
 うまらに具らに汲みあげて
 水の御魂の神業に
 仕へ奉らむ信徒の
 一人も多く生れかしと
 祈るは瑞月のみならず
 国常立の大御神
 豊国主の大神の
 仁慈無量の御心ぞ
 卑近な文句言の葉も
 婦女子小児に成るべくは
 徹底させたき真心ぞ
 如何に名文卓説も
 数多の人に解らねば
 夏木に囀る蝉の声
 何の効果もあらざらむ
 あゝ惟神々々
 御霊幸はへましまして
 瑞月霊界物語
 厳の御霊の御諭しを
 並べて一々読み行けば
 忽ち迷夢は醒め渡り
 瑞の御霊の世を救ふ
 清き神慮を悟るべし
 団扇片手に採りながら
 膝をたたいてバタバタと
 巻の終りに喋舌り置く。

(大正一一・七・二〇 旧閏五・二六 松村真澄録)



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