出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語26-0-31922/07海洋万里丑 総説歌王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
 「ひふみよいむなやこと百千万かむながらたまちはへませ」を頭とした言霊歌。

 「かみかをもてにあらはれてせむとあくとをたてわけるこのよおつくりしかむなほひこころもひろきをほなほにたたなにこともひとのよはなほひにみなほせききなほせみのあやまちはのりなほせ」を頭とする言霊歌。
名称


 
本文    文字数=3903

総説歌

(一)

ひの神国の中心地
ふうふの神が現はれて
みろくの神世を開かむと
よつ尾の山の山裾に
いつきの神の口をかり
むかしの神代の有様を
なにから何まで説き諭し
やまと魂の養成に
こころを尽し身をつくし
ときは堅磐の言の葉を
百の神等諸人に
千から限りに宣りたまふ
万代変らぬ神の愛
 嬉しみ悦び奉る。
かみが表に現はれて
むかしの神代に立直し
ならくの底に落ち込みし
がき畜生の身魂まで
らく土の園に手を曳きて
たすけむものと三五の
まこと心を振り起し
ちしほ吐きつつ雲霧を
はらはせ給ふありがたさ
へだてなき世の神の国
まつの五六七のうまし世を
せかいに照らし給ふこそ
 実に尊さの極みなれ。

(二)

かみが表に現はれて
みろくの神世を開かむと
からの身魂も諸共に
をさめて救ふ神の国
もも八十国の果までも
てらす霊界物語
にしや東や北南
あまつ日嗣の御稜威に
らく土と変る四方の国
はらし助くる皇神は
れん華台上に鎮まりて
てん地を清め世を浄め
せかい一度にかむばしく
むめの莟のここかしこ
とえうの紋の忽ちに
あらはれ出でて開くなる
くに常立の大御神
ときは堅磐に五六七の世
をさめ給ふぞ有難き
たか天原に隈もなく
てり輝きし御光に
わが身の雲を晴らしつつ
けしき卑しき心鏡を
るり光如来に研かれて
ここにいよいよ神の道
のどかに進む春の空
よは紫陽花の七変化
おにも悪魔も忽ちに
つきの光に照らされて
くに常立や豊雲野の
りやう神魂に神習ひ
し仁至愛の魂となり
かみの教に叶ひつつ
むつび親しみ五六七の世
なが鳴鳥の鳴き初めて
ほのかに開く岩戸口
ひの大神は美はしく
こころのままに出でまして
ここに岩戸は開けにける
ろ西亜亜弗利加大洋洲
もろこし山の果までも
ひかり輝く神の国
ろく地は水に包まれて
きたなき曲津の影もなく
をさまり居たる磯輪垣の
ほ妻の国もいつしかに
なみを渡りて進み来し
ほとけの教を誤解して
ひに夜に汚れし現世を
たて直さむと現はれし
たてと緯との二柱
なみに漂ふ民草を
に本の元の大神の
こころのままに救ひ上げ
としも豊に賑ひつ
もも千万の神等に
ひかれて遊ぶパラダイス
とみたる人も貧しきも
のどかな園に睦び合ひ
よしとあしとの岩垣を
はらして暮す神の御世
ながき命を保ちつつ
ほまれ目出度き神人の
ひかり天地にさえ渡る
にしきの機の御仕組
みづの御魂や厳御魂
ならびてここに現世に
ほろびを救ひ助けむと
せき込み給ふ大御声
きく人さへもあら風や
きぎのもまるる有様は
なみなみならぬ風情なり
ほ妻の国と謳はれて
せ界に轟く葦原の
みづほの国の民草よ
のにも山にも神の徳
あきの稔のいちじるく
や百頴千頴の稲の波
まもり給へる尊さよ
ちしほに染むる紅葉や
はちすの花のいと清く
の山に沼にさえ渡る
りうりう昇る旭光に
ならひて照らす神の道
ほづまの国の精神を
せかいの果まで輝かし
 五六七の神世を楽まむ。

   大正十一年七月十三日 旧閏五月十九日   於竜宮館



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