出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
物語26-0-1 | 1922/07 | 海洋万里丑 序歌 | 王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 物語 |
詳細情報: 場面:
あらすじ 竹下氏の写真撮影についての歌。 名称
瑞月 竹下 カメラ 教主館 敷島 写真機械 |
本文 文字数=2216
序歌
雲霧四方に吹晴らし 現はれ給ふ日の神の
御影待ちつつ竹下氏 写真機械を装置して
手具脛引いて待つて居る 待ち倦みたる瑞月が
退屈紛れにスパスパと 燻らす敷島二本まで
灰にしたれど未だ照らぬ 横に寝たまま頬杖を
つくづくレンズを眺めつつ 待つ間の長き鶴の首
教主館の奥の間で 痺れを切らし待ち倦む
時しも思はず斯芸琉氏が パチンと音をたてシヤツター
用意のために今一度 写して見ようと二つ玉
敷島煙草がまた一つ 灰になるまでじらされる
嗚呼惟神々々 御霊幸はへましまして
この有様をハツキリと カメラに収め給へかし
現幽神の三界の 第十巻の物語
口絵の種子を造らむと 心配るぞ床しけれ
朝日は照るとも曇るとも 神の守りのある限り
写らざらめやこの写真 三角形のコンパスを
眺めやりつつ瑞月が 三ツの御霊の幸を得て
言葉を写す筆の先 頻りに走らす執筆の
姿を写す竹下氏 曇りはてたる現世の
教の鏡と教子が 漏れ落ちもなく書き留める
『海洋万里』丑の巻 序歌の代りに述べておく
この世を造りし神直日 心も広き大直日
ただ何事も人の世は 直日に見直せ聞直せ
ハツキリ写らぬその時は 神の仕組の宣り直し
よく見直せよ諸人よ 天津御空はモヤモヤと
まだ霽れやらぬ五月空 晴れ行く時を松村氏
真澄の空を憧れつ 三人の筆者と向き合ひて
晴れよ晴れよと気をいらつ 嗚呼惟神々々
今日は五月の十九日 月の光も宵暗の
明り待つ間のもどかしく 根気が尽きて口車
待ぼけ坂に留め置く。
大正十一年七月十三日 旧閏五月十九日 於竜宮館
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