出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語24-0-21922/07如意宝珠亥 総説王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
 神代における神の道の宣伝使の捨身的活動と、無抵抗主義と忍耐の強きことを思い出せば、現代の宗教家には五大洲中ただ一人もないといっても過言ではない。宣伝使や宗教家は霊界物語を読み、真に日本魂を発揮してもらいたい。
 キリスト教というも、仏教というも、神道というも、その真髄をきわめてみれば、いずれも日本魂の別名に他ならない。
名称

石地蔵 案山子 宗教家 副守
キリスト教 神道 仏教 無抵抗主義 日本魂
 
本文    文字数=1751

総説

 現代は真の宗教無く、また宗教家もない。キリスト教徒はキリストを知らず、仏教家は仏教を知らず、教育家は教育を知らず、紺屋の白袴、箕売り笠でひる譬の通り、真に宗教や教育や、将たまた政事を解したものは尠い。従つて人間として談をしようと思ふ者も余り沢山に有りさうもない。歩行く樹木か石地蔵か、もの言ふ案山子かと思つて居たら余り大きな間違ひもないやうだと、私の副守らしいものが囁いて居る。神代における神の道の宣伝使(今日の所謂宗教家)の舎身的活動と、無抵抗主義と忍耐の強き事を思ひ出せば、現代の宗教家には五大洲中ただの一人も無いと謂つても過言ではあるまいと思ふ。私は現代の教役者の日々の行動と、その心理状態を見るにつけ、神代の教役者の活動に比し、実に天地霄壤の差あること歎息せずには居られないのだ。
 本巻末尾には、神代における宣伝使の至善至美、至仁至愛の大精神が遺憾なく口述されてあるから、宣伝使は更なり、凡ての宗教の信者たるもの、本巻を一読されて大神の大御心を覚り、かつ信者たるものの軌範となし、真の日本魂を発揮されむ事を希望する。キリスト教と云ふも、仏教といふも、神道といふも、その真髄を窮めて見れば、何れも日本魂の別名に外ならぬのである。況ンや日本魂の本場たる神の国に生を托するものにおいてをやである。
   大正十一年七月五日   於松雲閣 口述著者識



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