出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語18-0-11922/04如意宝珠巳 序王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
あらすじ
名称

お玉 黒姫 瑞月 高姫 玉照姫 竜宮の乙姫
北山村 魔窟が原
 
本文    文字数=1113



 梅は散りて漸く赤坊の青い頭を名残に留め、山桜薫るも七日また匂ふ、七日の空の遅桜、首尾よく散りて葉桜の、新装凝らす晩春の、頭もぽかぽかする陽気、素敵滅法界もない銀杏の大古木が、図体にも似気ないデリケートな若葉の衣を着た姿もまた一見の価値無きにしもあらず、万寿山の新緑時々刻々に芽を吹き出す惟神的天地の活動、心の空もドンヨリと、曇り勝ちなる瑞月が、瑞祥閣の奥の間で、述べる霊界物語、十八番の言霊の、お筥を叩き口たたく、竜宮城の乙姫の憑りたまひし肉の宮と、誇り顔なる黒姫が、千思万慮の経綸も、明けて悔しき玉手箱、玉照姫の生魂と、母のお玉を引き抜かれ、魔窟ケ原の地下室を放棄し、北山村の高姫が本城に悄然として帰り行くまでの錯雑なる物語、過去、現在、未来に亘り読む人々の心に写る千姿万態の面白き語草、短き春の夜の夢心地して現を抜かすと云爾。



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