出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語16-99-11922/04如意宝珠卯 跋王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
 穴太寺詣で
名称

最勝妙如来 瑞月 瑞の御魂
穴太寺 瑞祥閣 宮垣内 竜宮館
 
本文    文字数=1892



 小幡神社の産の児と  生れ出でたる瑞月が
 二十五年の時津風  いよいよ吹いて北条の
 産声揚げし宮垣内  清く湧き出る玉の井の
 瑞の御魂のコンコンと  果てしも知らぬ神の恩
 万が一にも報いむと  竜宮館を立出でて
 恵の雨のふる里に  教の御子を伴ひつ
 壬戌の弥生空  月照り渡る川流れ
 心を清め身をすすぎ  一行三百五十人
 祝詞の声も高熊の  岩窟さして進み行く
 折から降り来る法の雨  西国二十一番の
 観音霊場と聞えたる  名さへ床しき穴太寺
 三十三相に身を変じ  衆生済度を誓ひたる
 尊き最勝妙如来  仏の御堂の修繕も
 全く終へて御開帳  春の日永のぶらぶらと
 遠き近きの信徒等が  種々の余興や舞踊り
 旗に幟に吹き散らし  景気を添ふる揚花火
 三十三所の円頭  練込むほほづき数珠つなぎ
 稚児の行列愛らしく  見とれていつしか知らぬ間に
 天台宗派の菩提山  奥の一間に進み入り
 弁当茶菓のもてなしに  院主や執事の親切を
 感謝に感謝重ねつつ  本堂庫裏に誘はれ
 みづの聖像伏拝み  雨を待つ間の酒の席
 抹茶煎茶に浮かされて  ぶらりぶらりと生れ家の
 いぶせき小屋に立帰り  三日三夜を棒にふり
 誠の杖を突きながら  瑞祥閣の人となり
 またもや寝言を福の神  倒け徳利の一つ口
 身を横たへて惟神  出づるがままに述べて行く。

   大正十一年弥生月
     於瑞祥閣 王仁



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