出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語11-5-251922/03霊主体従戌 巫の舞王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:
コーカス山
あらすじ
 神素盞嗚大神は諸刃の剣を神実として神殿に鎮祭して、金勝要大神と国治立大神を祭り、天之児屋根命以下に祭りをさせた。
 秋月姫、深雪姫は祝いの歌を謡う。
名称
秋月姫 天之児屋根命 天之目一箇命 石凝姥命 梅ケ香姫 大歳神 鴨彦 神素盞鳴大神 竹野姫 橘姫 時置師神 太玉命 松代姫 深雪姫 八彦
天足彦 天津神 天津御神 天照すめ大神 神伊弉諾大御神 ウラル彦 ウラル姫 胞場姫 オド山津見 神伊弉冊大神 金勝要大神 国津神 国治立大神 醜狐 神霊 皇神 祓戸 曲鬼 正鹿山津見 御巫 八十曲津 八岐大蛇
天津のりと アルプス山 青木が原 顕国の宮 大海原 神実 コーカス山 言霊 高天原 天教山 豊葦原の瑞穂国 根底の国 琵琶の湖 桃の実
 
本文    文字数=5099

第二五章 巫の舞〔四九二〕

 コーカス山の曲津神共を、天津誠の言霊の伊吹に伊吹き払ひ、今は邪気全く払拭され、風塵を留めざるに至りぬ。
 茲に神素盞嗚大神は、両刃の剣を神実として神殿に華々しく鎮祭し、大地の霊魂なる金勝要大神、霊力なる国治立大神の二柱を祭り、荘厳なる祭典を行ひ給ひ、祭官としては、天之児屋根命天津祝詞を奏上し、太玉命太玉串を奉り、天之目一箇命はアルプス山の鋼鉄を以て両刃の剣を造り、これを神実として奉安し、石凝姥命は神饌長となり、時置師神、八彦、鴨彦は神饌を運び、大歳神は祓戸を修し、松竹梅の桃の実は御巫の聖職を仕へまつり、月雪花の三柱は茲に忽然として現はれ、歌を歌ひ舞を舞ひ、この祭典を賑したまひける。その時の秋月姫の歌、

『この世を造りし元津祖  国治立の大神が
 根底の国に現はれて  百の悩みを受けたまひ
 闇に隠れて世を守る  その功勲を助けむと
 天津御神の御言もて  天教山に現はれし
 神伊弉諾の大御神  その妻神と現れませる
 神伊弉冊の大神の  御霊幸はひましまして
 神素盞嗚の大神の  身体なり出でましましぬ
 神伊弉諾の大神の  貴の御鼻に生れませる
 その神霊幸ひて  命の御霊にかかりまし
 大海原に漂へる  豊葦原の瑞穂国
 治め給へと言依さし  給ひし貴の神言を
 諾ひまして朝夕に  心配らせ給へども
 天足の彦や胞場姫の  醜の霊魂になり出でし
 八岐大蛇や醜狐  悪き曲鬼八十曲津
 疎び猛びて天の原  大海原を掻き乱し
 怪しき雲は天地に  非時さやる暗の夜を
 晴らして神の御心に  こたへまさむと千万に
 心砕かせ給ひしが  黒白もわかぬコーカスの
 山の岩戸も今日あけて  心楽しき神祭り
 祭り納むる珍の宮  天津祝詞の声清く
 珍玉串のいや高く  神酒は甕高知りて
 海河山野種々の  珍の御幣帛奉り
 天と地とは一時に  光輝く美詞
 堅磐常盤の松代姫  春夏秋冬整ひて
 節過またぬ竹野姫  神の勲も一時に
 開く梅ケ香姫の司  淤縢山津見や正鹿山
 津見の命の真心を  空澄み渡る秋月の
 光を此処に深雪姫  誠の道も橘姫の
 貴の命の宣伝使  鋼鉄銅アルプスの
 山の尾上のいと高く  恵も深き琵琶の湖
 山野海川おしなべて  仕へまつらむ珍の宮
 神の誠の言の葉の  みやびの花ぞ尊けれ
 みやびの息ぞ畏けれ』  

 深雪姫は再び立つて祝歌を奏上したり。その歌、

『青木が原に比ぶべき  コーカス山に降り積る
 深雪も晴れて今日の春  御稜威も高く照り渡る
 高天原に現れませる  神の御舎千木高く
 大宮柱太知りて  仕へまつれるウラル彦
 ウラルの姫が真心を  天地かけて尽したる
 これの顕しき国の宮  金勝要の大御神
 国治立の大神の  霊と力の御守りに
 大海原の主宰神  神素盞嗚の大神と
 現はれまして永久に  珍の宮居に鎮まりて
 天津神人国津神  百の草木に至るまで
 恵の露の掛巻も  畏き神の詔勅
 詔り直すてふ麻柱の  神の教の宣伝使
 山川渡り荒野わけ  雪を踏みわけ霜を浴び
 寒けき風に梳り  非時雨にゆれながら
 治まる御代を深雪姫  神のみゆきの今此処に
 現はれ給ふぞ嬉しけれ  コーカス山の峰高く
 天にます神国津神  神の光を現はして
 大海原に漂へる  瑞穂の国を永久に
 いと平けく安らけく  治めたまへや素盞嗚の
 神の命の司神  黒雲四方に塞がりて
 世は常闇となるとても  月日の水火より生れませる
 我が皇神の神霊  玉の剣を振り翳し
 醜の村雲切り払ひ  払ひ清めて天津日の
 御国に在す天照  皇大神の御前に
 太じき勲を経緯の  錦の旗を織りなして
 御国を治めたまへかし  千代も八千代も万代も
 君の勲のいや高く  君の齢のいや長く
 幸多かれと祝ぎまつる』  

と歌ひ終り淑やかに元の座につきにけり。

(大正一一・三・四 旧二・六 加藤明子録)
(昭和一〇・二・一九 於長浜住茂登旅館 王仁校正)



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