出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語10-1-261922/02霊主体従酉 貴の御児王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:
天教山
あらすじ
 神伊弉諾大神は神々の分掌を定めた。
 大国彦は八十禍津日神として、美山別・国玉姫・広国別・広国姫が補佐。悪鬼邪霊を監督し、罰を加える仕事。
 オド山津見は大禍津日神として、志芸山津見・竹島彦・鷹取別・中依別が補佐。小区域の禍津神を監督する役。
 豊国姫神は神直日神、月照彦・足神彦神・少彦名神・弘子彦神が補佐。国直姫神は大直日神、高照姫・真澄姫・純世姫・竜世姫・言霊姫が補佐する。
 これらは霊的主宰の神。
 木花姫神と日の出神で伊都能売神とする。
 正神界、邪神界の181の階級を監督するために、底津綿津見神・底筒之男神、中津綿津見神・中筒之男神、上津綿津見神・上筒之男神を置いた。
 また、神伊弉諾大神は左の眼を洗い天照大御神を生み太陽界の主宰とした。次に、右の目を洗い月読命を生み、太陰界の主宰とした。
 豊国姫命を神格化して神素盞嗚尊と名づけ大海原の司に任じた。神素盞嗚尊は霊界物語では国大立命という。国大立命は四魂を分けて、月照彦・足神彦神・少彦名神・弘子彦神となり、現、神、幽の三界にまたがって神業に参加されている。
名称
神伊弉諾大神
悪鬼 天照大御神 伊都能売神 上津綿津見神 上筒之男神 オド山津見 大国彦 大直日神! 大禍津日神! 中筒之男神 神直日神! 国玉姫 国直姫神 国大立命! 言霊姫 木の花姫神 志芸山津見 邪霊 少彦名神 神素盞鳴尊! 純世姫 底津綿津見神 底筒之男神 高照姫 鷹取別 竹島彦 竜世姫 足真彦神 月照彦 月読命 豊国姫神 中津綿津見神 中依別 日の出神 広国姫 広国別 弘子彦神 枉津神 真澄姫 瑞の御魂 美山別 八十禍津日神! 黄泉軍
青木ケ原 大海原 邪神界 正神界 太陰界 太陽界 不二の山 和田の原
 
本文    文字数=3201

第二六章 貴の御児〔四五六〕

 神の御稜威も弥高く、恵みも深き和田の原、抜き出て立てる不二の山、雲を摩したる九山八海の、神の集まる青木ケ原に、黄泉軍を言向けて、凱旋したる神伊弉諾大神は、上瀬は瀬速し、下瀬は瀬弱しと詔り玉ひ、初めて中瀬に降潜きて、美はしき身魂を滌ぎ、選り分け各々の司の神を定め給へり。
 大国彦を八十禍津日神に命じ、美山別、国玉姫、広国別、広国姫をして、八十禍津日神の神業を分掌せしめ給ひ、次に淤縢山津見をして大禍津日神に任じ、志芸山津見、竹島彦、鷹取別、中依別をして、各その神業を分掌せしめ給ひぬ。大禍津日神は悪鬼邪霊を監督し或は誅伐を加ふる神となり、八十禍津日神もまた各地に分遣されて、小区域の禍津神を監督し、誅伐を加ふる神となりぬ。(詳しき事は言霊解を読めば解ります)
 次に豊国姫を神直日神に任じ、月照彦神、足真彦神、少彦名神、弘子彦神をしてその神業を分担せしめ給ひ、国直姫をして大直日神に任じ、高照姫、真澄姫、純世姫、竜世姫、言霊姫をしてその神業を分掌せしめ給ふ。何れも皆霊的主宰の神に坐しける。
 次に木の花姫神、日の出神をして、伊豆能売神に任じ給ひぬ。(言霊解を見るべし)総て神人の身魂は、その霊能の活用如何によりて優劣の差別あり。これを上中下の三段に大別され、猶も細別をすれば、正神界も邪神界も各百八十一の階級となる。邪神は常に正神を圧迫し誑惑し、邪道に陥れむと昼夜間断なく隙を窺ひつつあるものにして、第三段の身魂の垢を洗はむがために、底津綿津見神、底筒之男神を任じ給ひ、第二段の身魂を洗ひ清むるために、中津綿津見神、中筒之男神を任じ給ひ、第一段の身魂を洗ひ清むるために、上津綿津見神、上筒之男神を任じ給へり。何れも瑞の御魂の活動にして、大和田原の汐となりて世界を還り、雨となり、雪となりて、物質界の穢れをも洗ひ清め生気を与ふる御職掌なり。
 かくの如く分掌の神を任け給ひ、いやはてに左の御眼を洗ひ給ひて、天照大御神を生ませ給ひ、太陽界の主宰となし給ふ。次に右の御眼を洗ひ給ひて、月読命を生み給ひ、太陰界の主宰となし給ひ、いやはてに陰陽の火水を放ち給ひて、豊国姫の身魂を神格化して神素盞嗚尊と名づけ、大海原の司に任じ給ふ。豊国姫命より神格化せる神素盞嗚尊のまたの御名を本巻にては国大立命といふ。国大立命は四魂を分ちて、月照彦神、足真彦神、少彦名神、弘子彦神となり、現、神、幽の三界に跨りて神業に参加し給ひつつあることは前巻既に述べたる所なり。

(大正一一・二・二六 旧一・三〇 外山豊二録)



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