出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語10-0-41922/02霊主体従酉 信天翁(一)王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
 これは物語の筋とは関係のない話(10巻あとがき)
 霊界物語の拝読に反対する信者に対しての話
名称


 
本文    文字数=3449

信天翁(一)

 至聖至厳の五六七殿  尊き神の御教を
 さとす誠の神席に  仮設劇場常置して
 語る霊界物語  欺されきつた近侍等が
 浮いた調子で節をつけ  三筋の糸でチヤンチヤンと
 聖場汚す四つ足の  副守のすさびを口開けて
 言ふ奴聞く奴三味線を  弾いて得意になるナイス
 横に立てつて作る奴  阿呆と阿呆との寄合ぢや
 寄席の気分でワイワイと  神の聖場を馬鹿にする
 困つた奴が現はれた  これも矢張り緯役の
 変性女子の世迷言  審神をせねば聞かれない
 耳が汚れる胸わるい  いやぢやいやぢやと顔しかめ
 喰はず嫌ひの没分暁漢  何を云うても汲み取れぬ
 デモ先生の尻の穴  余り小さい肝玉に
 あきれて屁さへ出ではせぬ  発頭人のわれわれが
 熟々思ひめぐらせば  聞かぬお方の身魂こそ
 口が悪いか知らねども  日本一の信天翁
 表面ばかりむつかしき  顔をしながら人の見ぬ
 所でずるいことばかり  体主霊従の偽善者が
 却て殊勝らし事を言ひ  聖人面をするものぞ
 三味線ひいたり節つけて  語るが馬鹿なら一言も
 聞きに来ずしてゴテゴテと  そしるお方の馬鹿加減
 変性男子の筆先に  阿呆になりて居てくれと
 書いてあるのを白煙  八十八屋の系統に
 知らず識らずに魂ぬかれ  血道をわけて一心に
 欺かれたる人だらう  あゝ惟神々々
 かまはないからどしどしと  語つて弾いて面白く
 六ケしうおつしやる御方等の  肝玉デングリ返しつつ
 怖めず臆せずやり通せ  分らぬ盲者はあとまはし
 やがて臍噛む時が来る  朝日は照るとも曇るとも
 月は盈つとも虧くるとも  たとへ大地は沈むとも
 曲津御霊はさわぐとも  苦集滅道説き諭し
 道法礼節開示する  五六七の教いつまでも
 生命の限り止めはせぬ  神の心を推量して
 チツとは心広くもて  神の言葉に二言ない
 止めぬと云つたら何処迄も  口ある限りやめはせぬ
 アヽさりながらさりながら  こんな事をば書いたなら
 自分免許の審神者等が  変性女子の傍近く
 歌劇思想を抱持して  寄るモウロクの悪霊が
 うつられ易い緯役に  憑いて書かしたと減らず口
 またも盛に叩くだろ  どうせ綾部の大本へ
 寄り来る御魂は天地の  神の眼よりは中なもの
 自分の顔についた墨  吾眼さへぎる梁の
 少しも見えぬ色盲者  都合の悪い言訳の
 世迷言ぞと聞き流し  馬耳東風の瑞月が
 嘲罵の雲霧かき別けて  下界をのぞき吹き立てる
 二百十日の風の如  力一杯大木の
 倒れるまでも吹いて見む  あゝ惟神々々
 御霊幸はひましませよ。  

  大正十一年瑞月祥日
    於竜宮館



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