出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語10-0-31922/02霊主体従酉 総説歌王仁三郎参照文献検索
キーワード: 文明論
詳細情報:
場面:

あらすじ
 世は常闇となりはてて 有名な歌
名称

アインシユタイン 天の手力男 天の宇受売 五つ伴緒 大神 キリスト 木の花 釈迦 自在天 月照彦 ノア 曲神 マルクス 三つの御魂 五六七神 竜樹菩薩
天の岩屋戸 印度 大峠 橄欖山 科戸の風 皇御国 高天原 常世の国 ナザレ 方舟 般若心経 ヒマラヤ山 三ツ葉葵 桃の実 八州の国 黄泉国 黄泉津比良坂 霊界
 
本文    文字数=4212

総説歌

 世は常暗となり果てて  再び天の岩屋戸を
 開く由なき今の世は  心も天の手力男
 神の御出まし松虫の  鳴く音も細き秋の空
 世の憂事を菊月の  十まり八つの朝より
 述べ始めたる霊界の  奇しき神代の物語
 三つの御魂に因みたる  三筋の糸に曳かれつつ
 二度目の岩戸を開き行く  一度に開く木の花の
 色香目出たき神嘉言  常世の国の自在天
 高く輝く城頭の  三ツ葉葵の紋所
 科戸の風に吹きなびき  思想の洪水氾濫し
 ヒマラヤ山頂浸せども  明の烏はまだ啼かず
 長鳴鳥も現はれず  橄欖山の嫩葉をば
 啣みし鳩の影もなし  天地曇りて混沌と
 妖邪の空気充ち充ちて  人の心は腐りはて
 高天原に現はれし  ノアの方舟尋ね佗び
 百の神人泣きさけぶ  阿鼻叫喚の惨状を
 救ひ助くる手力男の  神は何れにましますぞ
 天の宇受売の俳優の  歌舞音曲は開けども
 五つ伴緒はいつの日か  現はれ給ふことぞかし
 つらつら思ひめぐらせば  天の手力男坐しませど
 手を下すべき余地もなく  鈿目舞曲を奏しつつ
 独り狂へる悲惨さよ  三五教の御諭しは
 最後の光明艮めなり  ナザレの聖者キリストは
 神を楯としパンを説き  マルクス麺麭もて神を説く
 月照彦の霊の裔  印度の釈迦の方便は
 そのまま真如実相か  般若心経を宗とする
 竜樹菩薩の空々は  これまた真理か実相か
 物理に根ざせる哲学者  アインスタインの唱へたる
 相対性の原理説は  絶対真理の究明か
 宗教学者の主張せる  死神死仏を葬りて
 最後の光は墓を蹴り  蘇へらすは五六七神
 胎蔵されし天地の  根本改造の大光明
 尽十方無碍光如来なり  菩提樹の下聖者をば
 起たしめたるは暁の  天明閃く太白星
 東の方の博士をば  馬槽に導く怪星も
 否定の闇を打破る  大統一の太陽も
 舎身供養の炎まで  残らず五六七の顕現ぞ
 精神上の迷信に  根ざす宗教は云ふも更
 物質的の迷信に  根ざせる科学を焼き尽し
 迷へる魂を神国に  復し助くる導火線と
 秘かに密かにただ一人  二人の真の吾知己に
 注がむための熱血か  自暴自爆の懺悔火か
 吾は知らずに惟神  神のまにまに述べ伝ふ
 心も十の物語  はつはつここに口車
 坂の麓にとどめおく  あゝ惟神々々
 御霊幸はへましませよ。  
   ○
 三箇の桃と現はれし  松、竹、梅の姉妹が
 獅子奮迅の大活動  智仁勇をば万世に
 残す尊き言の葉の  いや永久に茂りつつ
 八洲の国の礎を  造り固めしその如く
 数多の人を大神の  誠の道に誘ひて
 雄々しき魂となさしめよ  黄泉比良坂大峠
 昔も今も同じこと  三つの御魂に神習ひ
 三月三日の桃の花  五月五日の桃の実と
 なりて御国に尽せかし  神は汝と倶にあり
 御仁慈深き大神の  御手に曳かれて黄泉国
 うとび来らむ曲神を  誠の教の剣もて
 善言美辞に打払ひ  その身そのまま神となり
 皇御国の御為に  力限りに尽せよや
 神を離れて神に就き  道に離れて道守る
 誠一つの三五教の  月の心を心とし
 尽す真人ぞ頼母しき  あゝ惟神々々
 御霊の幸を賜へかし。  

  大正十一年二月廿七日 旧二月一日
    於竜宮館 王仁識



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