出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語07-0-11922/02霊主体従午 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
 地震の前の静けさ、神界は時々刻々に急迫を告げ、思想界の鬼や大蛇の跋扈跳梁激烈をきわめて、三界の形勢容易ならざる時期とはなりぬ。
 数万年の神界の経綸を土崩瓦解せむとする邪神輩のテグスネひいて松の大本をつけ狙う。
名称


 
本文    文字数=1461

序文

 節分祭を前に見て、余す所ただ四日、丹波の名物大江山の鬼の戸別訪問の夕までに、是非々々七つの巻を口述せよと、柊の針のイライラと、何か鰯てくれむものと、外山の霞掻別て、鬼の眷族みたやうな、眼をむき出し攻め来る。王仁は是非なく竜宮館、水に浮びし錦水亭に、温泉帰りの落着かぬ、五尺の糞造器を横へて、破れたレコードの回転を、倒け徳利のドブドブと、やつと出口の出放題、頭ならべて愧を数多かくの如しと云爾。
 地震の前の静けさ、神界は時々刻々に急迫を告げ、思想界の鬼や大蛇の跋扈跳梁激烈を極めて、三界の形勢容易ならざる時機とはなりぬ。しかしながら、稲実りて頭を地に伏すごとく、油断あらば隙ゆく駒の荒れ狂ひ、数万年の神界の経綸を土崩瓦解せむとする邪神輩のテグスネ曳いて松の大本を付け狙ふ。槍の雨、毒舌の風、柳と受けて今は何事も岩の神、堅く結むで解くに説かれぬ物語、梅花の春の匂ふときこそ待たれける。三千世界の梅の花、錦の機のおりおりに、心ひそめて神意のあるところを味ひ玉はむことを。

 花は散り木の実はあとゆ日に夜に
  ふとり行くなりそのの白梅

     出口王仁識



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