出口王仁三郎 文献検索

リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/kihshow.php?KAN=06&HEN=0&SYOU=2&T1=%BE%BE%CD%D5%A4%CE%BF%D0&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=&CD=

原著名出版年月表題作者その他
物語06-0-21922/01霊主体従巳 松葉の塵王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
☆☆☆本文有り
 現界、幽界、神界の関係
 現界において我々が活躍している時にも、霊魂は神界や幽界にいる場合もある。
名称


 
本文    文字数=2404

検索語に該当が1つもありません

松葉の塵

     王仁
 宇宙には現界、幽界、神界の三大区別が画されてあつて、その中でも、神界は最も至貴、至尊、至厳の世界であつて、正神の集り活動さるる神国であり、幽界は邪神界と称しても憚り無きほどの世界である。要するに神界は生成化育の神業を専ら守護したまひ、万事積極的の活動を営みたまひ、死有、中有、生有、本有の四境を通じて、吾人の霊魂を支配し玉ふ清浄潔白なる神霊界である。また幽界は神界の変態的幽境にして、消極的神業を執行する大禍津日神、及び八十禍津日神が、罪の御魂を成敗する至醜至穢の地下の世界である。また時ありて、地上にも幽界の顕現することもある。神界は正神界の神々の集まりたまふ神国にして、幽界は邪神の落ち往く境地である。正神界は高天原と云ひ、天国と称し、霊国と称し、浄土といひ、極楽といひ、楽園と称し、邪神界は根の国、底の国または地獄といふ。
 神界には至善至美の神人を始め、各階級の諸多の神霊あり、かつ現界における正しき人々の本霊此処に住して、現界人を守護す、これを本守護神といふ。故に吾人の霊魂、正神界に籍を置く時は、現世において行ふ処の事業悉く完成し美果を結び、概して神に仕へ公共に奉仕し、至誠一貫克く天地の経綸を全うするものである。これに反して、吾人の霊魂、邪神界(幽界)に籍を置く時は、その精神不知不識に混濁し、邪曲を行ひ、天下に害毒を流布し、かつ何事をなすにも事半途にして破れ、必ず良果を来す事は不可能なものなり。
 現界において、吾人が日夜活動するに当りても、その霊魂は神界または幽界に往来しつつあるものなり。故に吾人は造次にも顛沛にも神を信じ神を敬ひ、神界と連絡を保つべく信仰を励まざるべからずなり。
 この霊界物語も亦た神代の太古における現界を主とし、神界と幽界との相互の関係を口述するを旨としあるを以て、読者はその御考へにて御誦読あらむことを希望する次第なり。



オニドでるび付原文を読む    オニド霊界物語Web