出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語78-0-11933/12天祥地瑞巳 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
詳細情報:
場面:

あらすじ
 国体、皇道、忠孝について。
名称


国体 皇道 君主立憲制 神国 天皇 忠孝 天立君主 万世一系
 
本文    文字数=1866

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序文

 皇国日本の国体は、万世一系の天皇これを統治し給ふ神聖無比の神国である。畏くも天皇は神聖不可犯にましまして天立君主であり、唯一絶対にして宇宙間何物も対立するものがなく、憲法は君主立憲制である。
 日本の天皇は宇宙絶対なるが故に、時到らば必ず宇宙を統一遊ばす御方である。国防などと謂ふ消極的なものでなく、所謂破邪顕正の絶対的境地に御立ちにならなければならぬ。如何なる強国でも、横暴なれば押へ付けねばならぬ、如何なる小弱国と雖も、正義であるなれば援けねばならぬ。全く造化の御心持で、宇宙を生成化育する事が日本天皇の御心持であらせられる。故に皇道は君と臣下と対立するものでなく、絶対唯一のものである。忠孝と謂つても、日本の忠孝は絶対の大忠大孝でなくてはならぬ。
 吾人はかかる尊き天津日嗣天皇の君臨あらせられし日本に、安逸なる生を送り得る事の大恩を感謝せなくてはならぬのである。そして皇道の大本源に溯り、その真相を闡明し奉るは吾等臣民の一大義務である。
 この物語も、余り広範囲に亘るが故に、容易に諒解し難き憾みはあれども、日本人にして皇道を知らざる人士の多きは、非常時国家の今日忌々しき大事なれば、神務の閑を割きて、茲に本書を著述し、以て大本信徒をして宇宙の大本、皇道の本源を諒解せしむべく、天神地祇に祈願を怠らず、本書を発行する所以である。

   昭和八年十二月二十日 旧十一月四日
         於大阪分院蒼雲閣 口述者識



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