出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 祈りの声が聞える | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 水鏡 八幡-P.320 天声-P.115 昭02-10 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=759
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私の体は難儀な体である。一寸でも暇があると、方々から祈りの声が聞えて来る、と同時に、手が痛くなつたり、頭が痛んだり、腹が痛んだりして来る。昔は頼む人も少かつたので、ああ今誰が祈つて居るなと、其声で人が判別出来たものだが「御手代」が沢山出ていつた今日では、其声恰も沢山の虫が鳴くごとく、フシヤフシヤフシヤと聞えて来る。誰が誰やらさつぱり分らぬが、体は苦しくなる一方である。「御手代」さんを誰にやつてくれ、彼にやつて呉れと頼むけれど、私からいふと、さう容易くは出せないのだ、皆我身にかかつて来るのであるから。