出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
物語66-0-11924/12山河草木巳 序文王仁三郎参照文献検索
キーワード: 物語
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あらすじ
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本文    文字数=2614

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序文

 霊界物語も愈六十八巻となりました。昨年六月以来口述を中止し、エスペラントの輸入や、紅卍字会との提携などにて閑暇を得ず、飛んで本年一月、静養のため、道後温泉に遊び、その際六十六巻を編述した限り、本年十二月一日まで口述を中止してゐたのです。同一日より物語六十七巻[編注・特別篇入蒙記として発行」として蒙古入の真相を口述編纂し、次いで十五、十六、十七の三日間を費して、漸く六十八巻に当る山河草木未の巻を口述し了へました。この十八日といふ日数は弥勒の証兆であつて、本物語口述最初の日に相当します。出来得べくんば、旧本年中に山河草木全部を完成したい考へであります。本巻よりは照国別の愈活動となり、稍軍事的趣味を帯ぶることとなりました。無抵抗主義の三五教が軍事に関する行動を執るのは、少しく矛盾のやうに考へる人もあらうかと思ひますが、混沌たる社会においては、ある場合には武力を用ふるの止むなき場合もあります。三千世界の父母ともいふべき阿弥陀如来でさへも、慈悲を以て本体としながら、右の手にて折伏の剣を有ち、左手には摂受の玉を抱へて、衆生済度の本願を達せむとしてゐるのです。回々教の教祖マホメットも右手に剣を持ち、左手に経典を抱へて、アラビヤ広原に精神的王国を建設した事を思へば、人智未開の時代においては、三五教の宣伝使と雖も軍事に関係せない訳には行かないでせう。読者はこの間の消息を推知して神の意の在る所を諒解せられむ事を希望します。
   大正十三年十二月十八日   於教主殿

   編輯序言
一、本巻は序文にもある通り御口述の順序よりすれば第六十八巻(山河草木未之巻)に当ります。しかし御都合にて第六十六巻(高砂島における国依別の子国照別の物語)第六十七巻(聖師様の蒙古入物語)に先んじて本巻を第六十六巻として発行さるることとなりました。右二巻は何れも独立した物語であります。
一、本巻は昨春金沢にて発行さるる『北国夕刊新聞』に『月の出潮』として連載されたものであります。
   大正十五年六月十五日
          編輯者識



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