出口王仁三郎 文献検索
リンク用URL http://uro.sblog.jp/kensaku/genshow.php?CD=11128&T1=%B4%EE%B3%A6&T2=&T3=&T4=&T5=&T6=&T7=&T8=
原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
神の国 | | 艮坤二神の御歌 | | 参照文献検索 |
キーワード: その他 |
備考: 玉鏡 八幡-P.30 天声-P.141 昭07-08 |
ルビ付き本文: 王仁三郎資料センター |
本文 文字数=1502
検索語に該当が1つもありません
北海の旅路はろけし吾は今
出羽の大野の雨ききてをり
之は先年王仁が出羽の国を旅行中、鳥海山の下をよぎりたる時、突如坤の金神様が神懸られて詠じたまうた御歌である。坤の金神様は西海の果なる喜界ケ島に御隠退遊ばされて、佗びしい月日を送つておいでになつたが夫神恋しさの情に堪へ兼ねて、遥々と艮の金神様を尋ねて鳥海山まで来られたのであるが、夫神のいます北海道の地は白雲漠々として何処の空とも見えわかぬ、又よしや首尾よく尋ねおほせても、あの厳格な夫神様の事、恐らくは会うては下さるまい、とつおいつ御思案の末ここから引きかへさうと決心され、鳥海山にお登りなされて遥に遥に芦別の山を偲ばれたのである。日本武尊が碓井峠より妃弟橘姫を追懐された故事にも勝りて、涙ぐましい御事であつた。故に往昔鳥海山はトオミ(遠見)の山と云つて居たのであるが、後世鳥海に転訛したのである。偶々王仁が其地を過ぎたので神懸らせ給うて当時の御心情を詠ませられたのである。
芦別の山は悲しも勇ましも
神代ながらのよそほひにして
之は艮の金神様が同じく王仁に神懸らせたもうての御歌である。北海別院の歌碑に此の歌が記されるのである。