出口王仁三郎 文献検索

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本教創世記2003.11本教創世記04出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 宗教者へ 高天原 ロシヤ 近未来 感合法 天御中主神 造化三神 一霊四魂 人は神の子 正神邪神 命と尊 
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〇小幡神社での異霊彦の教え 高天原と根の国。
高天原 日界を指して高天原といい、我国にては伊勢神宮其他、正神の集い玉える所を云う。一家の和合したる家庭を高天原といい、清浄なる人の心の中をも高天原といい、天国とも唱うべし。根の国、底の国は、悪魔餓鬼畜生なぞの外道国にして、今や全地球は根の国と化し去らんとせるなり。又国家より云う時は、日本国は天国にして、異邦は根の国、底の国なり。
〇治国の大本は神祇を祭祀するにあり。
〇教えの大意
①天御中主神 ②造化三神 ③一霊四魂 ④人は神の子 
⑤正神界と邪神界 正神界の神々は天地を各自分掌して生成化育の徳を司り玉い、邪神界の悪神は、妖魅といい進歩発達を忌み、災害を与えることに熱心である。
⑥正神には181階級。妖魅にも181階級ある。正神界には眷属界があり、高等眷属と中等眷属、下等眷属に分かれる。
⑦人の魂は神となるが、高下勝劣がある。全徳は上神、三徳は中神、二徳は下神、一徳は最下神となる。ここで、徳とは四魂の活用を言う。一つの善事の記すべきなきものの霊魂は草莽間に迷いつつある。
⑧古は体を称して「命」と曰ひ、霊を称して「神」と曰うたのであって、顕幽の呼称が正しかった。命なるものは、体異体別の義であって、「殊なる身」と云うのをつづめてミコトと唱えたので、最も貴重なる人の身体の意味である。
⑨万有の精神は神の付与したものであり神の分霊である。しかし、その霊を受けるところの身体に、尊卑大小、美、悪、賢愚があって、その千変万化の活用がある。
⑩人魂は神の断片であるのみならず、神そのものである。動物の霊魂もまた神である。
⑪すべて霊魂は神の賦与したものであるから善悪正邪のあるはずはないのだが、現に正邪賢愚のあるのは、父母の気質を受ける精粗と、教育の善悪とによって、善人となり悪人となるものだ。
⑫神が人類を現世に下したのは、洪大なる神徳を継承し、万業を拡充せしめて、世界を完全なる神国となすためであるから、人として現世に生を承けたなら、神にも代るの大功を立て、世の進歩を企図すべき天職を有している。
備考: 著作集(1) P.75 本教創世記第04章
 
本文    文字数=4753

小幡神社での異霊彦の教え

「余は、「高天原の所在は何処に在りや。根の国は何れにあるや」を問う。
 神答え玉わく。
「太陽系天体中にては、日界を指して高天原といい、我国にては伊勢神宮其他、正神の集い玉える所を云う。一家の和合したる家庭を高天原といい、清浄なる人の心の中をも高天原といい、天国とも唱うべし。根の国、底の国は、悪魔餓鬼畜生なぞの外道国にして、今や全地球は根の国と化し去らんとせるなり。又国家より云う時は、日本国は天国にして、異邦は根の国、底の国なり。不和乱雑なる家庭も根の国なり。諸悪念の心の中も、そこの国なり。故に天国に到るも、根の国に到るも、皆心の持ち様にあり。今や社会は暗黒にして天意に逆えり。世は末期に際せり。偽予言者、偽救世主、四方に興りて天下を毒し、底止する所を知らず。天災地変頻々として到り、世界は戦争場となれり。況(ま)して東洋の大波瀾を醸して。社稷危き事なり。世界各国と戦う事あらん。先ず日本と露国との戦あり。其後亦(また)続々として災害来るべし。故に世界の滅亡を救わんために、天より救主として汝の霊を降し玉いしなり。いでや汝に、進んで治国平天下の大綱を示さん。
 治国の大本は神祇を祭祀するにあり、神祗を祭祀するの蘊奥は、神界に感合の道を修するを以て専らとするなり。抑々(そもそも)神界に感合するの道は至尊至貴にして、濫(みだ)りに語るべき者にあらず。吾国は世界万邦の宗国なるにも拘(かか)わらず、古典に往々其実蹟を記載せりと難も、吾国、中世以降祭祀の道衰えて、其術を失う事久し。天祖の神伝によりて、神代の道に復するの時機到れり。神人感合の道は玄理の窮極で、皇祖の以て皇孫に伝えたる治国平天下の大本義にして、祭祀の蘊奥である。蓋し幽斎の法たる、至厳至重なれば、最も深く戒慎し智徳円満にして神意に適合したる者にあらざれば、行うべかざるものとす。何人にも伝うべからざるの意も、茲(ここ)に存するのである、然りと難も、汝は神より選まれたる者なれば、其精神を練磨し、万難にたわまず屈せず、自ら彊(や)めて止まざる時は、終に能く其妙境に達し得て、天よりの使命を全くする事を得べし」と教え玉いたり。」

〇教えの大意
①天御中主神 ②造化三神 ③一霊四魂 ④人は神の子 
⑤正神界と邪神界 正神界の神々は天地を各自分掌して生成化育の徳を司り玉い、邪神界の悪神は、妖魅といい進歩発達を忌み、災害を与えることに熱心である。
⑥正神には181階級。妖魅にも181階級ある。正神界には眷属界があり、高等眷属と中等眷属、下等眷属に分かれる。
⑦人の魂は神となるが、高下勝劣がある。全徳は上神、三徳は中神、二徳は下神、一徳は最下神となる。ここで、徳とは四魂の活用を言う。一つの善事の記すべきなきものの霊魂は草莽間に迷いつつある。
⑧古は体を称して「命」と曰ひ、霊を称して「神」と曰うたのであって、顕幽の呼称が正しかった。命なるものは、体異体別の義であって、「殊なる身」と云うのをつづめてミコトと唱えたので、最も貴重なる人の身体の意味である。
⑨万有の精神は神の付与したものであり神の分霊である。しかし、その霊を受けるところの身体に、尊卑大小、美、悪、賢愚があって、その千変万化の活用がある。
⑩人魂は神の断片であるのみならず、神そのものである。動物の霊魂もまた神である。
⑪すべて霊魂は神の賦与したものであるから善悪正邪のあるはずはないのだが、現に正邪賢愚のあるのは、父母の気質を受ける精粗と、教育の善悪とによって、善人となり悪人となるものだ。
⑫神が人類を現世に下したのは、洪大なる神徳を継承し、万業を拡充せしめて、世界を完全なる神国となすためであるから、人として現世に生を承けたなら、神にも代るの大功を立て、世の進歩を企図すべき天職を有している。