出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第8巻 全8巻(復刻) | 1999.03 | 試験 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 25歳 和歌実作 |
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本文 文字数=1742
試験 二十五歳の頃
{1895年 明治28年 25歳 4月 獣医学試験(筆記
合格、実技
不可)}
獣医学断念したれど農商務省獣医試験に出る気になりぬ
十九回獣医学試験を受けむとて京郁府庁に立ち出でてゆく
受験生五十四名のそのうちで学術試験の合格者五人
二番目に合格したれど蹄鉄術実地試験にあわを食つたり
ひとたびも蹄鉄術をまなびたることなき吾には少し無理なる
十九回の獣医試験の費用とし金一円をおくりし井上
一ケ月三円支給の約束を三年つとめて一円くれたり
このうへもなく吝嗇の井上を猿喰はず柿とぞ人はそしれり
○
{1895年 明治28年 25歳 4月 巡査試験、監獄看守試験に合格}
獣医試験あぶなしとみて京都府の巡査採用試験をうけたり
萬一のためにと京都監獄の看守の試験をつづけ受けたり
獣医試験不合格よと村びとや父に言はれて顔すくめたる
京都府庁監獄署より封書きたり父はおどろき顔あをくせり
監獄に呼ばるる様な悪いことしたかと息をはづませる父
やや胸に動悸打たせつ封書きれば巡査も看守も合格してをり
一つの身二つの役所に仕へられず俄に病気と届け出したり
○
牧畜の事業に一生をおくらむと京都九条の牧場に入る
数百頭の乳牛につきいろいろと深き研究をかさねたる夏
京都市の牧場を辞し園部町にふたたび来りて薬学をまなぶ