出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02湯ケ島の春(2)出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=683

はつきりと明けきつた宿の朝、釜石山の残雪がプラチナのやうに光る
天恩郷に帰るべき日が近づいて心いらだたしい湯ケ島の二月
裸木の梢が水つぽくなつて漸く春が来たといふ感じ
朝露に光る厚つぽい葉のかげから可憐な紅椿の花がのぞいてゐる
春風に乗つて来る向つ山辺の木樵の話し声
山頂に孤立してゐる随昌山の望楼があはれつぽくなる二月の天城
連盟脱退、聞くさへ溜飲の下る日本の二月
宵闇の街路を放尿しながらゆく人の黒い影
裸木の栗の梢にひつかかつてゐるオリオンの星