出口王仁三郎 文献検索

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原著名出版年月表題作者その他
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻)1999.02城ノ崎に帰りて出口王仁三郎参照文献検索
キーワード: 和歌実作
 
本文    文字数=701

虚無僧の竪笛の音さやさやに城ノ崎町の秋をながせり
カラコロと板橋わたる浴客の足駄の響きに秋はこもれり
木の間もる秋陽の光に松山の紅葉色映え風冷えにつつ
夕ぐれを宿の男にかつがれて温泉にかよふ秋はさびしも
秋晴れの夕べの庭に百舌なきて出石平野の風冷ゆるなり
おほかたの陸田は刈られ稲垣の高きがならぶ出石平原
紺青の空にあちこち白雲のまよへる今日は秋あたたかし
山陰の旅ををはりて帰り路の今日のすがしき秋日和かも
水あせし河のほとりにもくもくと牛の仔草をはみて遊べる