出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 女 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
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本文 文字数=849
温泉の宿のつれづれにキングを読んで慰めてくれる彼女
純潔な彼女が自分の手を洗つてくれた、白いハンカチーフ
純潔な乙女の心を思ひながら天城嶺の山躑躅を佇んで見る
やはらかな肩と肩ふれながらでこぼこ道を自動車で走つてゐる楽しさだ
うちとけたやうでうちとけられぬ微妙なものをもつてゐる二人
冷笑で迎へた彼女の胸に嫌忌の二字がきざまれてゐる
二人ひそひそと行く月夜の庭、小松のかげが人間に見えて来る
林檎の皮をむきながらそつとその君の横顔をのぞいてみるはかなさ
ひきとめられながら拗ねて二足三足歩いてみる彼女の前
何でもない様にいつてのけた後で自分の軽率さを悔いている