出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | ウエストミンスター | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=1022
一本のウエストミンスターに室内の空気がぷんぷん匂ふ朝
枇杷の香がぷんとかをる朝、ひらく小包に友情を感じてゐる
田舎から送つて来た草餅のかをりに更生の春を感じてゐる
更生第二年の白童子に信者から贈つてくるセルロイド玩具の鴬がよく囀る
次から次へ話のきれない私です、朝から晩まで訪問客にかこまれて
天気予報のやうな男が、今日も亦うまい話をしてゆく
便利の悪い湯ケ島の温泉に遊んで新聞の遅いのに困つてゐる
自分の童心をそそつて一途に川に飛び込ませる炎天!
篭のセキセイインコが独り居の自分をそそつて夜の街を歩かせる
カフエーの女だらう、湯上りの金盥を持つた儘そつと横路にそれた
湯ケ島のトロトロ坂の散歩に軽い疲れを感じる夕ぐれ
傾く日に電柱のやうな細長い自分のかげが横たはる原つぱ