出口王仁三郎 文献検索
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原著名 | 出版年月 | 表題 | 作者 | その他 |
出口王仁三郎全集 第7巻 全8巻(復刻) | 1999.02 | 初夏 | 出口王仁三郎 | 参照文献検索 |
キーワード: 和歌実作 |
本文 文字数=842
四尾山若葉のかげにひそみつつ山時鳥なきわたるなり
若萌えの椎の梢に何鳥かきたりて朝をさへづりてをり
つる山の椎のしげ葉の下かげに青あをしかも杉苔のいろ
山下の掬水荘にやすらへばひよどり鳴けり笛の音のごと
山畑の梅のみのりも近からむ畑にまきたる紫蘇はのびたり
新緑のかをる五月の風はらみ高く泳げる大鯉の幟
苗代の苗は漸くのびたちて水のおもてをのぞきそめたり
雨の庭を蕗の葉かげにひそみつつ鶏の雛ちちと鳴きをり
夜嵐に吹きたたかれて新緑の一枝は庭にちぎれ落ちをり
夕ちかみ四尾の山の頂にすれすれひかる一つ星のかげ
○
綾の聖地に煙突がなければと思ふ五月晴の朝